獣医師広報板ニュース

意見交換掲示板過去発言No.0000-200606-65

Re:肉芽腫性炎・・・プロキオン 様
投稿日 2006年6月5日(月)01時07分 投稿者 るなまま

ご丁寧な返信ありがとうございます。 「肉芽腫性炎」は 炎症であって腫瘍ではないのですね・・・ホームドクターから症状が良くならなければそのものを切り採らなければならないと言われていたのでおできの様なものだと思いこんでいました。眼球が後ろから押し出されかなり突出してしまっている状態なのです。ステロイド(プレド二ゾロン最初の2日間15mg3日目から7.5mg)を5月27〜1週間飲みましたが、まだ効果ありません、もう1週間7.5mgで飲む様指示されました。それでも効果がなければやはり眼球摘出も覚悟して下さいと・・・視力もあり、眼自体はにごりも異常もないと言われたのに・・・<<最悪、やむなく眼球摘出が選択せざるをえない場合、眼球摘出手術は、好んで実
施したい手術ではありませんが、大学病院のような大きな病院でないと不可能と言う程
難しい手術でもありません。気持ちとして進んでは実施したくないというだけのことで
あって、街の臨床医でも手に負える範疇の手術です。←私が思うより難しい
手術ではないのですね、少し安心しましたありがとうごさいます。
視力維持をしながら炎症への治療ステロイドを積極的に使って行きたいと思いました。

細胞診の診断書全文です。私の説明下手なのでもう一度読んで頂けたら嬉しいです。

所見
標本中には血液成分を背景に、多数の類円形細胞が孤在散在性あるいは集族をなして採取されています。これらの細胞は核クロマチンに乏しい類円形核と、好塩基性に染色される類円形ないし不定形の細胞質を有しています。細胞形態としては類上皮化マクロファージに類似しており、直ちに悪性と判定されるような異型性は認められません。他に成熟リンパ球を主体とした単核球が混在しています。臨床像からは悪性腫瘍の可能性も十分考えられますが、今回の標本からは肉芽腫性炎を示唆しています。悪化傾向を示すようであれば、組織生検などによる病理組織検査を行う必要があります。

診断・・・肉芽腫性炎が第一に考えられる


この細胞診も絶対ではないのですよね・・・









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