獣医師広報板ニュース

意見交換掲示板過去発言No.0000-200609-55

RE いわゆる避妊手術について
投稿日 2006年9月5日(火)16時58分 投稿者 X

獣医師です。
あらためて、いわゆる避妊手術法について..
あらためて、子宮までとる必要はないとされています。
もちろん、これは子宮が健全で卵巣を完全に取りきる(+子宮摘出術でも同じ)
ということが大前提です
また、卵巣のみの方が犬においてある種の副作用がでにくいかもと
いわれてもしています。

ちなみに、一般に卵巣(および子宮)摘出術が避妊手術と呼ばれていますが、
実際のところ一般家庭で飼われているペットにおいては、
避妊手術ではない!?と思います。というのは、
手術の目的が避妊ではないからです。手術の第一の目的は、
発情抑制だと思います。もちろん、その結果として不妊(避妊)ともなりますが...。
ちなみに、不妊(避妊)だけを目的とするならなにもとる必要はありません。
理論上、卵管の結紮だけでもいいように思います(実際のところはわかりませんが)。
そもそも一般家庭であれば、交配さえさせなければそれで当然のことながら
妊娠はしません、手術などする必要はありません。ただし、特に猫の場合、
本人(猫)および飼い主さんはたいへんな思いをすると思いますが..。

あらためて、野良ちゃんとかであれば、
避妊(不妊)が目的の手術で避妊手術でいいと思うのですが、
ペットであればちょっと違うような...いい呼称があればいいのですが・・・。

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