獣医師広報板ニュース

意見交換掲示板過去発言No.0000-200610-85

Re:はじめまして。よろしくお願いします。
投稿日 2006年10月11日(水)15時33分 投稿者 パールちゃん

みゆうさんへ。
仔犬を育てるのはニンゲンの子を育てるのとまったくいっしょです。見守りつつ個性を伸ばしてやる、良いことといけないことの違いをその時その場でわかりやすく話して聞かせるなど。犬には言葉はわからないとお思いかもしれませんが、いいえ、犬はちゃんとニンゲンの言葉を理解します。そのぶん、ニンゲンは犬の仕草や表情から犬の気持ちを理解してあげなければなりません。むずかしいことではありません。毎日身近に接し、心を通わせていればいつしか自然に犬の気持ちが手に取るようにわかるようになりますよ。
さて、娘さんと遊びながらうなることについて。
病院が言ったように「うなるような遊びはダメ」という意見はたしかに存在します。ですが、今後のことを考え、レオンくんが家族に溶け込んでみんなが楽しく暮らすには、今の仔犬の時期に体当たりで家族のみんなと遊ぶことがとても大切です。遊びながらうなる・歯を当てる、お子さんたちはなんの作為もなく、レオンに痛いことをされたら「痛いっ」と言うでしょうし、痛くない程度のことなら笑って遊び続けるでしょう。その日々の積み重ねでレオンは自然に「なにをしたらいやがられるか」を覚えます。お子さんたちの素直な表現によってレオンは「していいこと・いけないこと」を学んでいくのです。
危ないですよダメですよ性格がきつくなりますよという懸念から仔犬を興奮させる遊びを一切禁止してしまうのはかえって危険です。そうされた犬は「していいこと・いけないこと」の区別を学ぶ機会を得ず、いつか感情が爆発するような場面があったら思い切り人を噛む犬になってしまいます。
ですから、今しばらくの間はお子さんたちとレオンを体当たりで遊ばせてあげてください。必ず保護者は見守り、お子さんとレオンの双方どちらかが相手に対して「それはやりすぎ」というレベルになったら引き分けてなにがどういけないのかを説明してあげてください。レオンがひどく噛んだりしたときはレオンを叱るのではなく、噛んだ部位をレオンに見せながら「痛かった、すごく痛かった」と言うだけでいいです。ボクのしたこと、いやがっている、いけなかったんだ、もうしない・・・レオンの心にそれは刻まれます。
タオルやぬいぐるみの引っ張りっこ、おおいにけっこうです。が、最後は必ず人が手中に納めて遊びを終えてください。戦利品はニンゲンのもの、で決着です。だってレオンは家族のなかでいちばん後輩なんだから、思い通りにならないことがたくさんあっても我慢することを学ぶんだよ、です。
娘さんと遊んでいるときにうなるのは怒っているからではありません。ニンゲンの子がケラケラ笑うのと同じです。レオンはおねえちゃんが大好きで、楽しくて嬉しくてしかたないんです。その関係をどうか大切に見守ってあげてください。きっとレオンは誰よりも娘さんのよき相棒になりますよ。

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