獣医師広報板ニュース

意見交換掲示板過去発言No.0000-200701-45

Re:助けてください!!
投稿日 2007年1月11日(木)11時13分 投稿者 プロキオン

>私の犬は今7歳で、1歳の時、皮膚の病気を治るために過量の薬を注射された最後、内緑症になった。

中国における医療事情を存じませんが、1歳のときの皮膚病に治療が緑内障を引きおこすという現象は、いささか考えにくいことです。因果関係はないのではないでしょうか?

>現在、中国のいぬの医療では、治ることができなくて、維持するしかないです。薬はすくなくて、そのままで行けば、失明になります。

緑内障については、中国ということではなく、日本や欧米においても「治る」ということはありません。これは人間の医療に置き換えても同様です。緑内障においては、病気の進行を頓挫させるということしかできません。もとの状態に治るということはない病気です。
また、この頓挫させるための治療であっても、すべての症例でうまくいくというわけではありません。コントロールできない症例の相談も この掲示板の過去ログには、いっぱいあります。失明云々についても、この疾病ではほとんどの症例で短時日のうちにすでに失明に至っていることが多く、失明の心配よりも眼球破裂を心配することが多いのです。

中国の医療事情が悪いから失明の恐れがあるというではなく、この疾病がそういうものだと受け止めていただいた方がよろしいかと思います。
それでも、なお高度の治療というのであれば、犬を連れて帰国するしかないように思いますが、過度の期待は抱かれませんように。

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