獣医師広報板ニュース

意見交換掲示板過去発言No.0000-200702-106

猫の乳がん
投稿日 2007年2月14日(水)19時51分 投稿者 mie 

よろしくお願いします。 日ごろから11才の雌猫のお腹に触って乳がんの早期発見に努力していました。1年前その雌猫のお腹の中心線の下の方に5ミリの球のようなしこりができました。触るとコロコロしている様子でした。動物病院で診てもらったところ、先生が触診して粉瘤なので心配ない。私にもできていると言いました。それから3ヵ月後、今度は粉瘤の隣の左乳腺の上に3ミリのしこりが数個並んでいるのが見つかりました。先生が触診して乳腺炎だと言いクロロマイセチン20日分をもらいました。薬を飲み終わった後、肝臓の数字が悪くなり止めました。乳腺炎のしこりは小さくなっていないといわれました。時々、先生に触診してもらっていましたが、粉瘤も乳腺炎も次第に大きくなり繋がったように固くなりました。先生は別々のものだが蕁麻疹のようになっているので繋がっているように感じると絵を書いて説明してくれました。だんだん心配になり、触診だけでなく組織の検査をお願いしました。先生は、注射器の吸引では乳がんの診断は難しい。しこりを切り取って検査する必要があるが、この検査をすると万が一乳がんがあるとがんの血管を切ることになり、この血管が繋がるとき、肺など全身に散らばり3ヵ月で皆死んでしまう。早期も末期も関係なく3ヶ月で皆死ぬ。検査も手術もしなければ、転移しても原発性ではないので大きくなるのに時間がかかる。だから生存期間が長くなり、中央値3年生きる。切らないで、抗がん剤も使わなければQOLもいい。そういわれて組織の検査はあきらめました。そのすぐ後、お腹の腫れ物に穴があき、体液がでるようになりました。この時から食べ物も水も一切口にしなくなりました。ヒルズのa/d缶を強制給餌しました。腫れ物も穴もどんどん大きくなり、血もたくさんでました。呼吸も1分に100回以上になり苦しみ始めました。先生にレントゲンを撮ってもらったら、悪いものが写った。乳がんが肺に転移したといいました。突然の話に気が動転しました。それからもっともっと苦しんで27日目に死んでしまいました。もし、乳がんでも原発性で無いから3年生きるといわれたので缶詰をたくさん用意したりしましたがあっという間に死んでしまいました。猫の乳がんは診断がこんなに難しいのでしょうか。猫は最後の時、私を見つめて死にました。無念といっているようでした。どう頭を整理したらいいのか分りません。どうか教えて下さい。

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