Phコントロールのフードをメインに、というのは鉄則ですね。それを守りつつ、フードの食いつきをよくするものということでお答えしますね。

卵に対してアレルギーがなければ黄身をうまく利用することをおすすめします。生のままフードと混ぜるのが最もイヌの食欲をそそると思います。
泌尿器結石にとってタブーであるプリン体が卵にはほとんど含まれていません。Ph値への影響を気にせず、しかもイヌが好んで口にするものの代表が卵です。
なお、卵の白身は生のままでは犬の消化吸収に害を与えますし、加熱したものもタンパク制限が必要なイヌには不向きなので黄身だけを利用してくださいね。
また、水分をたくさん摂るようにと指示されているでしょうが、ただのお水だとそんなに多くは飲んでくれないと思います。水に黄身を混ぜた卵水にして味と匂いをつけ、少しずつでも飲むようにしてみると1日当たりの飲水量を増やせます。
ただし、生でも加熱しても黄身は痛みやすいので、食べ残しや飲み残しをあとで再び与えるのは×です。

卵の黄身には各種ビタミンが豊富ですし、思うほど高カロリーではありません。泌尿器疾患のわんこや高齢になってマヒなどの神経症状が出ているわんこにはビタミン源としても有効利用できます。

卵については以上ですが、Phコントロールのフード以外を日常的に与えるときは必ず獣医さんに相談してくださいね。