獣医師広報板ニュース

意見交換掲示板過去発言No.0000-200710-30

Re:毛包虫症について
投稿日 2007年10月4日(木)23時27分 投稿者 けりーずはうす

この病気は、毛包虫という寄生虫による皮膚炎ですが他の犬にはうつりません。
また、この寄生虫が皮膚病を呈するまでに皮膚の中で増殖する原因ははっきりわかっていません。
免疫の問題ではないかともいわれています。
ですから、これをすれば必ず治るという治療法も確立されていないのが現状なのです。

>難治性のものらしいですが 農薬の薄めて使うお薬だけ処方されました。
フィラリアのお薬を毎日服用するのも良いと言われましたが もう少し抗生物質や塗り薬でおさえることは出来ないでしょうか?

農薬を薄めて使用する治療法もありますし、フィラリア予防薬を投薬する方法でもこの寄生虫を弱らせていく治療法もあります。
抗生物質については、この皮膚炎のために皮膚の感染があり、痒みがある場合には投薬することで
痒みなどは引きますし、皮膚炎も軽くなるでしょう。
しかし、根本の治療法ではないことを承知していただかなくてはなりません。

この病気については、長期戦のつもりでやっていただくことが必要になってくるでしょう。
私の親戚の犬は、子犬の時代にこの病気のかなりひどい状態でしたが、あきらめずに治療を続けたところ
成犬になる頃にはきれいに全身に発毛が認められ、元気に過ごしていますよ。
一進一退の時もあるかもしれませんが、こういったこともありますので、主治医の先生としっかり治療方針について話し合いながら
諦めずに治療を行なってくださいね。

◆獣医師広報板サポーター◆
獣医師広報板は多くのサポーターによって支えられています。
以下のバナーはサポーターの皆さんのもので、口数に応じてランダムに表示されています。

サポーター:新日本カレンダー株式会社ペピイ事業部様のリンクバナー

サポーター:ペットコミュニケーションズ株式会社様のリンクバナー

サポーター:ペット用品通販Gズ\ィエ.COM有のリンクグオー

あなたも獣医師広報板のサポーターになりませんか。
詳しくはサポーター募集をご覧ください。

◆獣医師広報板メニュー
獣医師広報板は、町の犬猫病院の獣医師(主宰者)が「獣医師に広報する」「獣医師が広報する」
ことを主たる目的として1997年に開設したウェブサイトです。(履歴)
サポーター広告主の方々から資金応援を受け(決算報告)、趣旨に賛同する人たちがボランティア
スタッフとなって運営に参加し(スタッフ名簿)、動物に関わる皆さんに利用され(ページビュー統計)
多くの人々に支えられています。

獣医師広報板へのリンクサポーター募集ボランティアスタッフ募集プライバシーポリシー

獣医師広報板の最新更新情報をTwitterでお知らせしております。

Copyright(C) 1997-2024 獣医師広報板(R) ALL Rights Reserved
許可なく転載を禁じます。
「獣医師広報板」は商標登録(4476083号)されています。