獣医師広報板ニュース

意見交換掲示板過去発言No.0000-200712-75

Re:Re:KANARIA
投稿日 2007年12月13日(木)14時45分 投稿者 プロキオン

補足です。
ノリ先生より、カナリアは薬剤に対して感受性が高いようなので、薬用量については、少なめで投薬することが多いそうですとの御指摘がありました。

どうやらどの文献やBBSを覗いても200μg/kg PO(経口投与)、SC(皮下注射)などが一般的のようです。

以下、抜粋ですが下記の記述があるそうです。
Avian Respiratory Emergencies
Atlantic Coast Veterinary Conference 2002
R. Avery Bennett, DVM, MS, Diplomate ACVS
Associate Professor of Surgery, University of Pennsylvania, School of Veterinary Medicine
Philadelphia, PA, USA
Anatomy and Physiology


Parasites-Tracheal mites occur primarily in finches (especially Gouldian) and canaries. Bird present with open-mouth breathing and a respiratory click. Treatment with ivermectin (0.2 mg/kg p.o., s.c. or topically over the jugular vein) resolves the clinical signs though recurrence is common. Birds may serve as an intermediate host for Sarcocystis with opossums being the definitive host. Severe respiratory distress to peracute death with acute, fulminating hemorrhagic interstitial pneumonia has been reported. Treatment is usually unrewarding though may limit the reproduction and spread of the organism in affected individuals. Other parasites of the respiratory system are less common in companion birds but include nematodes, filarids, trematodes, and protozoa.


文中では、”Treatment with ivermectin (0.2 mg/kg p.o., s.c. or topically over the jugular vein) resolves the clinical signs though recurrence is common.”

先の私の投稿内では、200〜400マイクロの範囲での投薬としましたが、少ないほうの200マイクロにとどめておく方が無難なようです。

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