すみません。遅れて登場ですが。

尾の先端の組織の壊死は、年に１−２例見ますが、一番早い方法は、やはり正常な部分で尾を切断する処置です。
私の場合は、まずはこの方法を提示します。

尾を残したいということであれば、皮膚の再生を待つ方法は、経験的に１−２ヶ月以上治療にかかるつもりでいただかなければなりません。
キチン・キトサン系の薬を塗布（あるいはスポンジ状になっているものもあります）し
包帯をまき、肉芽組織（分かりやすく言うと再生の為の皮膚の下の組織）が盛ってくるのを待ちます。
大体１週間に２回程度包帯の交換などを行ないます。
この時に、皮膚の再生のために新しく「ウエット」法なるものがあり、傷口が乾燥しないような特別な薬剤があります。
これを使用することで、格段に再生速度が違うと感じました。

この包帯をしている期間は、もちろん猫さんが包帯を取らないようにしなければなりません。
舐めないようにエリザベスカラーをずっと装着しなければならないかもしれません。

どの方法がよいかは、主治医とご相談の上、ご検討ください。
早く完治するよう祈っています。

※なお、このウエット治療法は「外傷治療　湿潤」などのワードをいれて検索をかければヒットします。