獣医師広報板ニュース

意見交換掲示板過去発言No.0000-200809-65

Re:Re:Re:けりーずはうす様
投稿日 2008年9月13日(土)11時19分 投稿者 けりーずはうす

前にも書きましたように、膀胱結石の原因は、ほとんどが体質に合わない食事にあります。
>私的にはドライフードの方ではなくニボシの塩分や成分が気になる感じです。
残念ながら、与えていらっしゃった程度のニボシが原因になるとは思えません。
やはり、ドライフードが原因ではないでしょうか。
もちろん、このドライフードを食べている猫が全員この病気になるわけではないのであくまでも「体質に合わない」ということなのです。

また、療法食はその性質上、これを食べている時はほかのものはお水以外は一切与えないことが条件です。
療法食は、100%そのフードを食べて初めて治療としての意味が成り立ちます。
違うものを食べてしまえば、与えていないのと同じことになります。

>カリカリと水だけでは可哀想なような、飽きるんじゃないか、考えてしまいます。

きついことを申し上げれば、bibiさんの猫さんはおしっこがでなくなるという状態に陥ったのですよね。
この状態を繰り返すことのほうが、猫にとってはかわいそうではないですか?
食事に飽きるだとかは、動物が元気であることが前提です。
病気で、排泄ができなくなれば、食事を取るどころではありませんよ。

また、食事療法については主治医とよく相談なさることです。


ちなみに
猫には青魚は与えてはいけないのです。
人にとっては良いとされている青魚に豊富な不飽和脂肪酸を分解できず、黄色脂肪症という病気になります。
この病気は全身の脂肪が黄色く変性し、高熱と痛みを伴います。
重度の場合は亡くなる事もあります。
アジ、イワシ、サバなどはこれらに入りますから、煮干もいけないということになります。
今後は与えないほうが良いでしょう。
なお、「猫用」として加工してある缶詰は病気にならないように加工してありますが、最近の研究データでは
加工してあるものでも、感受性の高い猫ではこの病気になるようです。
ただ、「感受性の高い猫」が条件ですので、そう多くはないようです。
それでも、有名メーカーのものを選ばれるのが良いでしょうね。

最近は、「犬猫用ニボシ」も販売されていますが、私はなるべく猫には与えないようにしております。

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