獣医師広報板ニュース

意見交換掲示板過去発言No.0000-200810-115

Re:犬の陰睾について
投稿日 2008年10月28日(火)23時50分 投稿者 けりーずはうす

陰睾については、手術を勧めます。
お友達がおっしゃっているように、ガンになる確率が高いからです。
すぐになるわけではないのですが、犬の年齢が7年を過ぎるガン年齢に達する頃から
異変が生じやすくなります。
ガンになってから手術をするのでは、その後の転移の問題を気にしなくてはならなくなりますので
私たちは、ガンになる前に取ってしまいましょうとお勧めしています。

また、この陰睾という睾丸が陰嚢に降りてこない病気は、遺伝性であることが確認されていますので
少なくともこの病気を発症した犬は、交配に使用しないのが望ましいのです。
もちろん、陰睾側の睾丸だけを切除し、正常な部分を残しても生殖能力は残ります。

できれば、早いうちに去勢手術をすることをお薦めするもうひとつの理由は
いわゆる雄犬の足を上げて排尿するマーキングの抑制のためです。
いずれにしても、手術をしなければならないのであれば、早いうちに両方の睾丸をとる去勢手術を行えば
室内飼育の犬が家の中でマーキングをするという問題行動がでにくいからです。
もちろん、この問題行動はしつけでも、抑制することが可能です。

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