ただのウサ飼いですが。

「今朝右後ろ足にも小さなビランを発見しました。」
これは、毛がはげて赤くなっている、又はタコの様になっているという事でよろしいでしょうか？
であれば、あまりご自分を責めませんように。
ある程度の事は、飼いうさぎにおいては仕方のない事と聞いております。
しっかり手当てをしなくてはいけないのは、赤くなってジクジクと皮膚が炎症を起こしている場合。これは細菌感染をおこすと、本当にびらん（化膿して皮膚が崩れてくる）となって、ウサギさんが苦しみます。あの部分は本当に、皮膚一枚の下は骨ですから、床に接触する事も、体重がかかる事も痛みを伴いますから。
そうでない場合は、塗布クリームを塗って皮膚を保護すると言う先生と、炎症を起こしていない限りは「何か塗ることで、かえって気にして舐めてばかりいて、炎症をひどくするから」と飼育環境を清潔にして見直すだけで経過観察と言う先生とがいます。
何かケアをして状態が快復し、毛が生えてくればそれに越した事はありませんが。

ちなみに我が家は、両かかと共に1ｃｍほどはげて皮膚が暑くなっている状態ですが、それ以上にはひどくならないので、普段チェックするくらいで何もしていません。これでもう数年たっています。
環境の見直しとしては、サークル（ウサ専用スペース）にはベッドパッドを敷いていること。よく行動する範囲（家中ご自由なので）にはカーペットを敷いていることくらいです。行動範囲が広くても、ケージの中で同じ姿勢でじっとしていても、かかとに負担がかかってはげて赤くなってしまいます。クリームを塗ったら、周囲の毛を寄せるようにしてあげると、多少は違ってくるかもしれませんね。

今日ちょうど、ウサギに詳しい先生のお話があったのですが、100円均一に売っている洗濯ネット（四角でチャックが付いているタイプ）にペットシーツとタオルをたたんで入れて、ケージの床に敷くと、おしっこは吸収されてウサギさんが汚れる事はなく、ネットに入っているのでペットシーツが口に入る事も無い。と言うアイディアを聞きました。もちろん、チャックがついている側を下にします。
かかとがはげる原因の多くは床材にありますので、そうした工夫もされるとウサギさんは楽だと思いますよ。もしじっとしている事が多くて、同じ場所に体重がかかっていることが多いのが原因だと思われるようなら、一日1回、やさしくかかと周辺をマッサージしてあげて、血行を良くする事も良いとも聞いています。
ともあれ、クリームは綿棒でチョコチョコつけるより、思い切って指にたっぷりつけて、エイヤッと塗って毛を寄せてしまった方が、ウサギさん的には短時間ですんで楽だと思いますが、いかがでしょうか？
あまりご自分を責めることなく、ウサギさんと一緒にいることを楽しんでくださいね。

参考に、我が家のかかとを添付しておきますね。