獣医師広報板ニュース

意見交換掲示板過去発言No.0000-200812-14

Re:子離れの近い母犬の管理
投稿日 2008年12月5日(金)11時45分 投稿者 プロキオン

質問の投稿をされた方へのレスとはならないかもしれまんが、私もパールちゃんのレスに近い考えをもっています。

昨今は、どうもペットショップの店頭にならぶ犬猫の日齢が若すぎるように思います。その事をもって、子犬の社会化が必要であるから、早期にパピー教室へ通わせましょうという意見が見られるようになってきています。
私見ですが、他の子犬達を遊ばせるのよりも、まず母犬や兄弟犬と触れ合う・遊ぶを充分にみたすことこそが順序であろうと考えています。
パピー教室に通わせるために若すぎる月齢でワクチン接種を施す事よりも、親元にできるかぎり置いておくことでワクチンブレイクが起きないようにすること、自分だけを中心に世界がまわっているのではないことを教える事が大切なのではないでしょうか。
さらに私見を重ねますと、犬にとっては人間と暮らすことが主たるものですから、子犬同士の社会化よりも、人間(飼い主)を中心にすえての関係を築くことの方がより重要なのだと考えます。簡潔に言いますと、「犬嫌いの犬はいてもよいが、人間嫌いでは困る」ということです。まあ、この事とて、親元で生後2ヶ月齢くらいまでくらすこができていれば、よほどの事が無い限り、心配する必要も無いのでないでしょうか。

投稿者のひなたさんのところの子犬は、すでに1ヵ月半を過ぎていますので、お話とすれば、まだかなり良い方の部類にはいるように思います。ここまで来ていれば、乳腺の分泌機能はかなり減退してきているのではないかと思いますし、「たまに子犬に飲ませている」という表現もあり、このまま自然な形で離乳できそうに思います。

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