獣医師広報板ニュース

意見交換掲示板過去発言No.0000-200902-66

Re:猫の口内炎 part2
投稿日 2009年2月25日(水)10時32分 投稿者 プロキオン

「放射線で焼く」という内容は、最初の投稿から私が受け取ってしまった誤解のようです。
紹介記事に目をとおしてかぎりでは、Big1先生がお書きになっている内容かと思います。とくに画期的な治療法が出現したというよりは、このような手法によってアプローチしていますという報告と受け取りました。
前半が、この疾患の解説で、後半が本文という形態でしたが、治癒成績もこれで全てが解決とまではいっていないようです。私が個人的に感じたのは、「骨病変」というのが、原因とするには説明が不十分でその部分に言葉をつくしていないのが残念でした。単語を拾いながら読んでいると、「原因」と「結果」の相違が把握できませんでした。
( 臨床家であれば、治療の結果や成績が優先されますが、その治療法を飼い主さんにすすめるからには、一応の理屈も理解しておきたいと思っていますので。 )

ということで、前回の私のレスはやや的外れのものであったようであり、放射線取り扱い施設云々も必要ないようです。
執筆者以外の病院で、多くの追試が実施されて、その有用性が報告されるようになれば、今回の手技も普及していくのではないでしょうか。

>もし日本のどこの病院でも結構ですのでこの病気に対して色々な治療法を試されている機関をご存知でしたら教えて下さい。よろしくお願い致します

それこそ、世界中でさまざまな工夫や努力がなされていると思いますが、所謂画期的な治療法はまだ見つかっていないのが現状です。
それゆえ、試行段階の実験的な治療ということになると、どこで誰が何をやっているのかということは個人の臨床家では把握できかねてしまうことになります。
この獣医師広報板は、よく獣医師会が運営しているかのように誤解を受けますが、ここは、1人の個人の獣医師が開設・運営しているサイトにすぎません。その個人サイトにぶらりと立ち寄った街の獣医師がそれぞれの投稿を読んで目に付いたものにレスを書いているということになります。
ですから、cat loversさんがお書きになられた投稿というのも2名の獣医師からレスがあったということは、猫の慢性口内炎の治療法に興味を引かれた獣医師がそれだけいたということであり、意味のあるものだったと思います。




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