このホームページを主宰しているムクムクです。
私も臨床獣医師でキャリアだけは３０年を超しました。
その経験から一つアドバイスさせていただきます。
ワクチンも薬です。
病気に対する免疫力をつける主作用以外に、蕁麻疹やアナフィラキシー
ショックなどの副作用もまれにあります。
使用目的の主作用以外に副作用があるのは、ワクチンだけではなく
その他薬品も同様です。
臨床獣医師というのは、大学の研究者のように常に学術情報に接することが
出来るわけではないので、求める情報をうまく集めるノウハウが必要です。
じゅん先生の質問ですが、私だったらワクチンメーカーの学術や薬問屋さんの
営業さんから情報を収集します。
例えば私は犬の混合ワクチンは７種を利用しています。
私が使用しているワクチンメーカーはさらに多種類のワクチンを販売している
のですが、薬問屋さんの営業さんに評判を聞いたところ７種以上はお薦めしな
いとのことだったので、７種をメインにしています。
ワクチンの副作用の対応ですが、ワクチンメーカーの学術に電話をすれば、
現在のロットで一番でている犬種を教えてくれます。
これらの情報はワクチンメーカーが一番把握しているのです。
また、現在一番適切な対応法も相談に乗ってくれます。
メーカーの学術さんは大抵獣医師なのです。
副作用の程度に応じた今一番適切な対応法を教えてくれますよ。
もちろん、アレルギー体質の個体にワクチンを接種する方法も教えてくれます。
でも、最後は情報を活用するじゅん先生の自己責任になりますが。