獣医師広報板ニュース

意見交換掲示板過去発言No.0000-201001-10

Re:RE:麻酔事故について
投稿日 2010年1月9日(土)23時01分 投稿者 らら

プロキオン様。ご回答ありがとうございます。
確かに、病院側と私の手術に対するコミュニケーションがうまくいっていなかったために、このような結果になってしまったのだと思います。
もちろん、結果論であり、手術が成功していれば私は獣医さんにおおいに
感謝していたに違いありません。
この病院は、チーム医療のようなかたちで、診察のたびに対応する獣医さんが
診察順によって決められていました。ですので、話すたびに獣医さんが変更していました。(獣医さん同士で診察後に情報交換はしているようですが)
ある獣医さんの説明では、のどの奥に癌の患部があるので、咽頭チューブはやめたほうがいいと思う。鼻のチューブははずれやすいという難点がある。という説明でした。
それではと、胃ろうチューブの設置をお願いしたのです。
(デメリットは膿んだりすることもある。ということで、手術の危険性は特に説明はありませんでした。)
 その後の説明としては、別の獣医師さんの説明で「麻酔でのリスクはありますがこの子の場合そうもいってられないので・・・」という表現がありました。このままでは衰弱死はまぬがれないということだと解釈しました。しかし、術前検査をするのだから、まさか亡くなる様なことはない、栄養補給のためだけにそんな危険なことは病院がするわけない、と私は勝手に解釈してしまったのです。ですが、この場合は分かりやすい言葉でいえば、「麻酔で死んでしまう可能性がありますが、それでも胃チューブをつける手術をしますか?」ということだったのですね。一番大切に守らなければいけない、愛猫の大切な命を私は自ら危険にさらしてしまったことになってしまったのです。
まだ、自分で水も飲み、トイレもよろけながらもきちんといっていたあの子。手術をしていなければ、まだなんとか頑張って生きていた、かもしれません。
私の安易な行動がその命を絶ってしまったのです。
何もかも病院まかせにしていれば、いいようにしてくれるだろうと楽観視していたことを反省し、何よりも病院の獣医さんにしつこいくらいに愛猫の命を守ることを
お願いしなかったことに後悔と自責の念が耐えません。
もし獣医さんがこの掲示板を見て、もっとわかりやすく説明しなければ
素人にはわからないんだなぁ、と思ってくださったり、
獣医さんに色々質問するのは結構勇気がいる場合もあるけれども、愛するペットのためならば、命を預けられているのだから、しっかりしなくてはいけないんだなと、思ってくだされば少しは救われる気がします。
長文、もうしわけありませんでした。

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