獣医師広報板ニュース

意見交換掲示板過去発言No.0000-201001-9

Re:麻酔事故について
投稿日 2010年1月9日(土)11時39分 投稿者 プロキオン

まずは、お悔み申し上げます。

以前にも歯石の除去の際の麻酔で容態が悪くなったことがあったのですね。となると、胃婁チューブの設置の際にも同様の事が起きる可能性は予見できたわけですね。そのためか1回目では、胃婁チューブの設置は見送られて、その代替処置として経鼻チューブが施されたということになりそうです。
この経鼻チューブの設置について、ららさんは病院のかってな判断とのことですが、私としては、当初の依頼目的に添えなかった代替処置としては妥当なように考えます。通常であれば、これでやむなしと考えているのではないかと思うのですが、翌日もう一度胃婁チューブの設置のために麻酔をかけたということのようですね。
私には、胃婁チューブにこだわった意図が判断できかねるのですが、ららさんと病院との間でどのようなやりとりで依頼がなされたのでしょうか…。

>麻酔→(万が一のことをのぞいて、ほぼ安全)(かなり危険、亡くなる可能性大)など判断は獣医さんでは可能ですよね?

これは必ずしも可能とは言えませんが、ららさんがお書きになっている表現のお話であれば、ある程度は可能ではないかと思います。

>それを飼い主に伝えてくださるのは、獣医さんの役目ではないかなと思うのですが、飼い主の私から積極的に質問していかなければいけなかったのでしょうか?

役目というよりは、麻酔に危険がともなう可能性が高いのであれば、飼い主さんの意向をあらためて確認することはあってもよいように思います。

>今、すぐに手術が必要だという場合を除いて、死ぬような危険な手術は獣医さんがするはずかないと思っていたのです。

これは言葉のあやになってしまいますが、死ぬと思っていたら敢えて実施するということはなかったはずです。
初日に実施された麻酔でどのような状態となって、中止と判断したのか、日を空けずして短時日のうちに再度麻酔をかけるとした理由は何なのでしょうか? これらの理由というのは第三者にはわからないことです。同じ患者を同時に診ていてもこれらの判断は人によって異なるかもしれません。
大丈夫乗り越えられると考えたのか、初日のようにリカバリーできるという判断によるものであったのか、やはり第三者にはわかりかねます。


獣医師の意見を聞きたいとありましたが、正直私にはわかりません。どの程度の成算があってのことなのか、その動物病院にお聞きしないとならないです。私なら経鼻チューブでやめておいたと言っても、それは後だしジャンケンの意見にしかなりません。
技術的な問題が考えられる程難度の高い手技を要求されたというのでもなく、患者の容態如何という問題のようです。ですから、その是非についてであれば、判断に足る材料をもっていないのですから、意見を述べる事はできないように思います。





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