獣医師広報板ニュース

意見交換掲示板過去発言No.0000-201203-65

猫の扁平上皮がん
投稿日 2012年3月18日(日)17時53分 投稿者 シロ

17才の雌猫です。
昨年11月に朝起きると、口、前脚が血だらけでした。少し前から、前脚で口をかき出すようなしぐさをしていたので気にはなっていました。すぐに病院にいくと、向かって左の下、奥歯の腫れとのことで、1本抜歯しました。その際、血液検査も異常なし、猫白血病ウイルス、猫免疫不全ウイルスも陰性でした。一時、症状はおさまっていましたが、年明けまた同じしぐさをするので再度、来院しました。今度は、歯石除去と向かって、左の下の犬歯が出血の原因とのことで犬歯の先を折りました。またのどに口内炎があるとのことでした。2週間後に再度来るよう言われました。しかし、出歩く猫ちゃんでとりもちのようなものがついて前脚、尾、お腹の毛がすべてよれてしまいました。
このとき、すでによだれが出始めていました。すぐに病院にいくと、入院し、解毒剤が注射されました。口のなかを再度見ていただくと、先日の口内炎はよくなっているが、向かって、左の舌の裏に腫れがみつかりました。口内炎がみつかったときはなかったので、とりもちのようなものをなめたので、こうなったのではないかと、こんな短期間に腫瘍ができるわけがないといわれました。3日間の入院後は腫れもひき、よだれもおちつきましたが、すぐによだれと、前脚に口をぬぐううために血がつくようになりました。食べても、けっと吐き出すようになったので、
他院にかかりました。細胞検査の結果、舌のがんだといわれました。舌の半分と舌の付け根まで広範囲に真っ赤に腫れていました。たった一週間足らずで、こうなるとは信じられません。たしかに前病院では、腫れは一箇所で退院時は少し小さくなっていました。
現病院では、昨日、栄養剤と抗生物質、ステロイドの注射をしました。本人は、もう固形物は全く食べられません。病院でいただいたヒルズの缶詰を注射で食べさせたり、好物ならミキサーにかけたものをなんとかなめてくれます。11月の初旬から体重は3.75キログラムから、昨日3月17日で3.2キログラムに減りました。
現病院ではいかなる治療をするにも体力が必要なのでカテーテルで栄養補給をすすめられました。また、今の腫瘍をレザーで取るまたは放射線治療をあえて言われました。あまり強くはすすめられませんでした。私は切らずに、免疫療法を受けさせてあげたいと思います。
がんの進行がはやく、本人が食べたくても食べられないのが何よりも心配です。
最新の治療法や最も適した治療、副作用、再発のリスク、本人へのダメージも含め、あらゆる面でアドバイスいただきたいと思います。本人が苦痛なく、少しでも元気でいさせてあげたいです。どうぞ、よろしくお願い致します。

◆獣医師広報板サポーター◆
獣医師広報板は多くのサポーターによって支えられています。
以下のバナーはサポーターの皆さんのもので、口数に応じてランダムに表示されています。

サポーター:新日本カレンダー株式会社ペピイ事業部様のリンクバナー

サポーター:ペットコミュニケーションズ株式会社様のリンクバナー

サポーター:ペット用品通販Gズ\ィエ.COM有のリンクグオー

サポーター:日本ベェツ・グループ 三鷹獣医科グループ&新座獣医科グループ 小宮山典寛様のリンクバナー

あなたも獣医師広報板のサポーターになりませんか。
詳しくはサポーター募集をご覧ください。

◆獣医師広報板メニュー
獣医師広報板は、町の犬猫病院の獣医師(主宰者)が「獣医師に広報する」「獣医師が広報する」
ことを主たる目的として1997年に開設したウェブサイトです。(履歴)
サポーター広告主の方々から資金応援を受け(決算報告)、趣旨に賛同する人たちがボランティア
スタッフとなって運営に参加し(スタッフ名簿)、動物に関わる皆さんに利用され(ページビュー統計)
多くの人々に支えられています。

獣医師広報板へのリンクサポーター募集ボランティアスタッフ募集プライバシーポリシー

獣医師広報板の最新更新情報をTwitterでお知らせしております。

Copyright(C) 1997-2024 獣医師広報板(R) ALL Rights Reserved
許可なく転載を禁じます。
「獣医師広報板」は商標登録(4476083号)されています。