獣医師広報板ニュース

意見交換掲示板過去発言No.0000-201401-22

避妊手術が納得できません
投稿日 2014年1月30日(木)21時34分 投稿者 ダックスママ 

私は、ブリーダーとしてダックスフンド特有のPRAのDNA検査も行なった上で性格や骨格がより良く次世代へ受け継がれるような繁殖を年に1回ほど行なっております。我が家の繁殖で生まれた6歳の女の子は1回出産をし、体質からか産後がよくなかったのでもう繁殖をしないと決めた矢先、2ヶ月前に見つけたわき腹の小さな腫瘍がこの3週間で大きくなったため切除と同時に病理検査、そして「避妊手術」を依頼し、4日前に手術が終了。以前もこの犬のお母さん犬を避妊手術してもらった折は子宮と卵巣を摘出との報告があり、当然今後の病気予防で同じ内容と思っていたため、何と何を摘出してくださいとは、聞かれもせずこちらからも思いもしませんでしたので言及しませんでした。
当日、県外での仕事のため早朝実家に預け、病院への入院は実家の母にケージごと連れて行ってもらい、麻酔による事故のための同意書には母がサイン。
夕方私が迎えに行くと、腫瘍の色が良くなかったと見せられた際、のう胞ができていたという卵巣を見せられました。また術中の尿検査のPH値が高いことへの薬処方の話が主で、「子宮はきれいだったので残しました」の獣医2名の言葉に耳を疑い、「え?両方取るのが避妊ではないのですか?」と問うと「開腹して悪ければとるし悪くなければ残す。子宮とると傷口が大きくなるし」と返答。「でも今後の病気予防のためと思っての避妊をお願いしたつもりですが、残った子宮は大丈夫なんですか?(怖い子宮蓄膿を心配して)」「あとは1歳までに避妊してなければなる可能性のある乳がんだけですよ」とだけの返答。
今までの付き合いもあるので、獣医師2名に相対してそれ以上つっこんで聞けませんでした。

インフォームドコンセントの不足から起きたことと思うのですが、できることなら将来また手術しなくてはならない状況は嫌なのは飼主の心情ですよね。そしてブリーダーであり犬に関わる仕事をしているとはいえ、ただ生まれないようにするのでなく6歳で避妊を依頼するって普通は、子宮と卵巣共に摘出が普通のことと私は思っていたのですが、病院から「残す方針もある」と事前に言われていたら、もちろん両方摘出して下さい、と即答したと思います。
術後、犬は順調に回復していますが、将来の病気の心配を残してしまった、私が確認不足だったと毎日後悔と心配が残ります。
獣医に説明責任不足であったことや、長年つきあってこの子の病気の予防で避妊したい、という私の気持ちは伝わっていなかったのですか、と問いただしたい気持ちです。もちろん「病気予防で避妊して下さい」とははっきり伝えていなかったように思います、手術内容が違うとは思っていなかったので。

できることならまだ傷がふさがらないうちに、責任をとってもらって子宮を摘出してもらいたい、年をとってから再手術は可哀想すぎます。
多分1週間後に腫瘍の病理結果がでると思うので、その時にこの気持ちをぶつけたい思いで一杯です。腫瘍が悪性、と言われたら、避妊どころの話ではないと思いますが。

最初に避妊手術には何通りかある、何を目的にする手術か、という説明責任というものが、獣医にないのですか?我が娘は現在国立獣医学部一本で受験真っ只中です。今回の獣医師のように、一方的な手術をするのでない、飼主の気持ちに寄り添う獣医になってもらいたいと思っています。

◆獣医師広報板サポーター◆
獣医師広報板は多くのサポーターによって支えられています。
以下のバナーはサポーターの皆さんのもので、口数に応じてランダムに表示されています。

サポーター:新日本カレンダー株式会社ペピイ事業部様のリンクバナー

サポーター:ペットコミュニケーションズ株式会社様のリンクバナー

サポーター:ペット用品通販Gズ\ィエ.COM有のリンクグオー

あなたも獣医師広報板のサポーターになりませんか。
詳しくはサポーター募集をご覧ください。

◆獣医師広報板メニュー
獣医師広報板は、町の犬猫病院の獣医師(主宰者)が「獣医師に広報する」「獣医師が広報する」
ことを主たる目的として1997年に開設したウェブサイトです。(履歴)
サポーター広告主の方々から資金応援を受け(決算報告)、趣旨に賛同する人たちがボランティア
スタッフとなって運営に参加し(スタッフ名簿)、動物に関わる皆さんに利用され(ページビュー統計)
多くの人々に支えられています。

獣医師広報板へのリンクサポーター募集ボランティアスタッフ募集プライバシーポリシー

獣医師広報板の最新更新情報をTwitterでお知らせしております。

Copyright(C) 1997-2024 獣医師広報板(R) ALL Rights Reserved
許可なく転載を禁じます。
「獣医師広報板」は商標登録(4476083号)されています。