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Re:高齢権の慢性腎不全、透析で亡くなりました
投稿日 2017年8月31日(木)10時54分 投稿者 ムクムク 

犬の透析は一部の病院で行われていて、私のような町医者では行っていないので透析そのものの危険性について何も言えませんが、BUNが200を超えとなると、それ自体が生命の危険状態であると私は判断します。
飼い主さんに、透析を受けられるのなら可能な病院を紹介する、うちでは点滴くらいしか出来ないと説明し、飼い主さんに選択してもらうことになります。
本題の透析のリスクですが、私は実際やっていないのでなんとも言えないのですが、そんなに危険を伴う治療とは聞いていません。
>一般的に、このような状態の子に透析を勧めるというのはどういう事でしょうか
BUNが200を超えでは、このままでは取り返しが付かないことになると思います。
ですので、私は透析を受けられるか、補助療法的に点滴で数値改善を目指すか相談します。
透析については、根本治療ではなく、人と同じように定期的継続的な治療法、つまりコントロールになることを説明し、費用もかなり掛かり続けるようなことも説明します。
今まで、同じような例を経験していますが、そのような説明を受けた飼い主さんで透析の出来る病院に行った方はいません。
全ての飼い主さんが町医者である私の病院で定期的に点滴を受けて延命を図られています。
延命期間はケースバイケースです。
全く効果がなく、そのまま死亡することもありますし、数ヶ月生存される動物もいます。
人だったら、100%透析だと思います。
例え、腎臓移植を受けたとしても、移植手術までは透析をしなければなりませんから。
透析を自院でやっていないので、危険性に付いてまではなんとも言えなくて申し訳ないです。

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