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意見交換掲示板個別発言

Re4:ドッグフード100g中の粗蛋白質量について
投稿日 2017年2月8日(水)11時06分 投稿者 プロキオン

>今回の質問の件についてですが、あくまで現在健康な犬に対してで聞いています。(腎臓病や心臓病などで蛋白質量等制限する必要のない犬です)

健康状態に問題のない犬に対してであれば、必然的にカロリー制限をした食餌ということになるでしょう。

>現在、制限の必要が無い犬の場合でも運動量が少ない犬に高蛋白質を与え続けていれば何れは腎臓等に負担になって腎臓病などの疾患になってしまうのではないかという質問ですが、如何でしょうか?

高蛋白であるか否かに関わらず、なる子はなるのではないでしょうか? 遺伝的な素因もあるでしょうし、飼育環境も食餌内容もさまざまな要因が関わってくると思います。一つの特定の要素だけでその子の将来は予見できません。
当然、低い方が危険率が下がるという考え方もあるとは思いますが、それがどの程度の範囲でとなると分かりません。犬の場合であれば、包皮炎の犬も多く、尿道炎。膀胱炎となれば、そちらの方が腎臓に影響を与える要素として大きいようにも考えられます。
正直なところ、私には判断できかねます。気になるようであれば、飼い主さんの判断でということになります。

>余談ですが必ずといって良いほど獣医が推薦してくるロイヤルカナンなどのフードには酸化防止剤として発ガン物質が入っていますよね!

発癌物質とあるので、これはちょっと無視できないので、急遽確認してみましたが、そのメーカーの酸化防止剤としては、「BHA」と「没食子酸プロピル」の2つの記載しかありませんでした。製品に記載されていない成分についてであれば、私には調べようもありませんし、コメントもしかねます。

「BHA」については、buthl-hydoroxyanisoleのことであって、これは食品衛生法に記載されている酸化防止剤であって、かなり一般的なものです。食品衛生法で認可されている以上は、私達人間もこれを常日頃食している事になります。使用基準というのもパーム油脂に用いられるという制限がありますが、とくに量的な基準は記載されていませんでした。(私の所持している食品衛生六法が古くて、その後改定されていたら、この限りではありませんが)
「没食子酸プロピル」の方は、1953年に食品添加物に指定されて、やはり食用油やバターの酸化防止に用いられ、使用量が多くなると油脂の黄変の原因となるので、食品衛生法では、最大使用基準があるようです。
この2つの成分は、一般的に併用されることが普通のようです。

anisoleが、ひっかかってしまったのでしょうか? anisole自体は芳香族の液体の意味であって、これに何かが付いてそれぞれの意味をなしますので、anisoleの綴りの前にある物質と一つのものとして考えていただかないとなりません。

私的な意見となりますが、かのメーカーのように世界的なメーカーが、発癌物質を当然のようにどの製品にも添加しているとも思えないのですが。
これが、本当に発癌物質がかのメーカーのどの製品にも入っているとなると、これは周知せしめる価値のある話となりますが、そうでない場合は、これはいささか問題となる話であって、衆人の閲覧できる掲示板であれば、そのままと言う放置というわけにもいきません。
私の不勉強で発癌物質であるのなら申し訳のないことですが、私の知りえる範囲であれば、この2つの酸化防止剤は「発癌物質」と呼ぶには妥当ではないと思います。

>私共の犬にも当初はロイヤルカナンのニュータードケアを医師の勧めで与えていましたが、発がん物質が入っているという理由で、ロイヤルカナンは止めてしまい一般に販売されているフードを与えているのですが、実際ロイヤルカナンに入っている発ガン物質は長年与え続ける事により癌を発症するリスクはあるのでしょうか?

1992年に埼玉県の消費者生活センターが一般に流通している国産ペットフード(犬で13点、猫で16点)を試買して、その内容量・粗蛋白質量・粗脂肪量・過酸化物価・酸化価・塩分量・合成着色料の有無の7項目について調べたことがあります。
(この調査結果については、試買検査ですので、すべて商品名があきらかにされています。)
酸化価や過酸化物価については、厚生省に人間に定めた基準値を下回ったものは29銘柄中6銘柄しかありませんでした。
これは製造年月日が古いものとは限らず、原材料の鮮度によるのではないかとの評価でした。塩分に至っては、かなりのバラつきが見られ、基準値の5倍に達するものもあった由。
着色料については、本来不要のものですから誰のために添加しているのかという疑問も提起されていました。
このような状態でしたので、「どこ餌が良いのですか?」という飼い主さんからの質問に対しては、プレミアムフードにしてくださいと返答するようにしています。
メーカーにしか分からないことが多いので、本当の所は知りようもないのですが、少なくとも専門メーカーとしての歴史もあり、さまざまなデーターも持っているはずですから、それらのメーカーの中から飼い主さん自身で選んでくださいと付け加えています。

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