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Re:犬の避難手術による死亡
投稿日 2020年8月21日(金)22時15分 投稿者 ムクムク e-mail: mukumuku★vets.ne.jp
(注意:メールの際は★を@に変更してください。)

リンク先では以下のように記述されています。
https://minato-ohori.com/campaign/%e5%bd%93%e9%99%a2%e3%81%ae%e5%85%a8%e8%ba%ab%e9%ba%bb%e9%85%94%e3%81%ab%e5%af%be%e3%81%99%e3%82%8b%e8%80%83%e3%81%88%e6%96%b9/
>全身麻酔そのものが直接的な死因になってしまったという確率は、犬で0.1〜0.2%、猫では0.2〜0.3%と言われます。<
犬で0.1〜0.2%というのは500頭から1000頭に一頭となります。
私自身も町の獣医師ですが、必ず飼い主さんに1000頭に1頭くらいは麻酔で死亡しますと説明し、そのように説明を受けたとサインを手術前にいただいております。
一番高い避妊手術の死亡率は小笠原の野猫で2%だったと聞いています。
では人ではどうかというと以下のような記述があります。
https://www.oc-tokyo.com/blog/%E5%85%A8%E8%BA%AB%E9%BA%BB%E9%85%94%E6%89%8B%E8%A1%93%E3%81%AE%E3%83%AA%E3%82%B9%E3%82%AF.html
>麻酔をかけたことに起因する死亡率は麻酔科学会の調査によると、全身が健康であれば100万人に1人しかありません。<
つまり、人と犬猫では麻酔死の確率はかなり違うと言えます。
これについては、私は以下のように考えています。
人では術前に看護師さんが患者さんに「お加減はいかがでしょうか。」と聞けますよね。
頭が痛い、腹が痛いなど本人しか分からないことが、患者さん自ら言ってくれます。
でも犬猫は病気を隠します。
検査して異常が無くても、犬自身はとても辛い状況かもしれない。
この差は大きいと思っています。

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