獣医師広報板ニュース

ペットロス(メモリアル ルーム)掲示板過去発言No.0100-201212-3

ウサギのモカちゃん
投稿日 2012年1月5日(木)15時19分 投稿者 みどり

昨日と同じ今日があると思ってた。 昨日と同じ明日があると思ってた。
平凡だけど幸せな日々。
朝起きれば「モカちゃん、おはよー」ってカーテンを開け、
洗濯物を干しに2階に上がればタカタカタカって一緒に上がってきて、
いつの間にか私より先に2階に到着して「早くドア開けてよぉ」ってドアの前で待っていた。
ベランダに出るとひとしきりベランダで遊んだら、洗濯干す私の横で毛繕い。

部屋に戻れば着いてきて、一緒に下に降りる時もあれば、
そのまま残って日向ぼっこしている時もあった。
我が家では自由気まま。

下のリビングに行ってしばらくすると、ドアをカシャカシャカシャってやって知らせるから
急いで開けてやる。
リビングではお気に入りのソファがあったよね。
一人座り用のソファ。
モカちゃんに取られちゃってたから、私たち3人は長いすに3人でぎゅうぎゅうに座ってたよ・・・

午後になるとピアノの後ろの窓のところでお日様浴びながらまどろんでたモカ。
私が座って冷蔵庫の野菜室をあさっていると、「なんか頂戴、なんか頂戴。」って
背中に手を掛けてきた。

みんなで食卓テーブルでご飯を食べていると、「あ、ご飯の時間だ!」って感じで
慌てて自分もケージに走って戻り、ご飯を食べてたよね。
テーブルのとこでお茶飲んだりしていたら、自分もテーブルの横に座って毛繕い。
仲間に加わってお話しているつもりだったのかな?

時々みんなの足元に来てはつんつんって一人一人に鼻で突っついてご挨拶。
2階から戻ってきても、鼻でつんつんって突っついて「戻ってきたよー。」ってご挨拶。

お父さんのことが大好きで、朝起きると「ダーリン、ダーリン抱っこしてー」
抱っこして撫でてあげると鼻をブヒブヒさせて大喜び。
鼻を近づけると「ダーリン、ダーリン、大好きー」って可愛い舌でペロペロ。
お目めはとろって溶けてたモカちゃん。
晩酌してると思いっきりジャンプしてダーリンの膝に乗ってきてたっけ。

最近は毛布がお気に入り。
ベットの横の垂れ下がった毛布にかくれんぼが大好きだった。
年末掃除はずっと一緒に各部屋回ったよね。
拭き掃除してたら「何やってんのぉ?」って背中に前足掛けて覗き込んでた。

届け物があると空のダンボールの周りをクルクルまわってボリボリかじって。
新しいものに興味深々。
お庭の掃除に出ると一緒に出てってお庭を散策。
どこから付けてくるのか、毛には草の種がいっぱい。
お部屋に戻りたい時は背伸びをして「窓開けてくれないかなー」ってのぞいてたよね。
ぬくぬくお部屋、ぬくぬくじゅうたん大好きだった。
コロンって寝っころがって前足をペロペロ舐めてた赤ちゃんみたいなしぐさが可愛かった。

幸せだった? モカちゃん。 うちに来て幸せだった?
息子の受験、支えてくれてありがとうね。
モカちゃんがいたからストレスもなく、ちゃんと合格できたよ。
大好きだったよ、モカちゃん。
愛してたよ、モカちゃん。
助けてあげられなくてごめんね。
たった3年ちょっと。 寿命の半分しか生かしてあげられなかった。
私たちがもっと注意していたら・・・

せっかくモカちゃんの大好きなおこたつを年末に出したばっかりだったのに。

あの日。 元旦のあの日。
おこたつのカバーをシャカシャカほじっていたモカちゃん。
いつもはそんなことしないのに、ダーリンが珍しくモカちゃんをティッシュの箱で叩いてた。
きっとそんなに強くは無かったはず。
でもテレビに夢中のダーリンは、モカのシャカシャカが煩かったんだね。
「やめなさいよ。」って言っても、また叩いてた。

「モカちゃん、ダーリンに叩かれるからしばらくお外で遊んできなさい。」
元旦の10時ごろ、お庭に出してやった。
すぐに入れてやればよかったのに・・・
寒い中、出しっぱなしにしちゃった・・・・
たぶん、それでも30分くらいだったと思う。
息子も起きてきてお雑煮作り出したら鳥の泣き声、騒ぐ声が聞こえた。
「なんかえさの取り合いしてるのかな?」
主人が窓をのぞくと猫ともみ合っているところだった。
慌てて出て行ったときにはすでにクビを咥えられ引きずって塀を登るところだった。
かろうじて息はあり目も開いていたけど体が震えていた・・・
急いで抱いて部屋に連れて行き身体をチェックしたけど傷も無く、ただ揉み合った時に刺さった
薔薇の棘がほっぺたにあった。 
急いで取り除き一日抱いたりそばにいて様子を見ていたら夜には自分でケージに行って
大好きな泡玉や大豆を食べていた。
今日持ち直せば大丈夫、うさぎはストレスに弱いらしいから・・・
夜は私がリビングに布団を敷いてそばにいてやった。
「モカ、モカ、大丈夫だよ。そばにいるよ。」

でもやっぱりだめだった。朝、痙攣を起こし、その1時間後に家族に看取られながら
大好きなダーリンに抱っこされながら、私たちを残しモカは逝っちゃった・・・

モカ・・・あれからお母さんは泣いてばかりだよ。
声を上げて泣きすぎて、頭も喉も痛いよ・・・
朝から晩までモカと一緒に過ごした日々。
モカちゃんおはよー、モカちゃん買い物行って来るねー
モカちゃんただいまー、モカちゃんリンゴだよー
モカちゃんおやすみー

モカちゃんごめんね・・・きっと大好きなおうちに入りたかったよね・・・
ぬくぬくしたおうち。
すぐに入れてあげればよかった。 
もしかしたら背伸びして「窓開かないかなー?」ってのぞいたの?
気が付いてあげられなくてごめんなさい。
お母さんのせいだね。

モカちゃん、お母さんは立ち直れないよ・・・
モカちゃんのいなくなった喪失感から・・・
紅白で歌われていた、中島みゆきの「時代」毎日聞いてるよ。

たとえどんなに悲しくて涙も枯れ果てて
もう、二度と笑顔にはなれそうも無いけど・・・

モカちゃん、大好きだったよ。
モカちゃん、モカちゃん・・・

◆獣医師広報板サポーター◆
獣医師広報板は多くのサポーターによって支えられています。
以下のバナーはサポーターの皆さんのもので、口数に応じてランダムに表示されています。

サポーター:新日本カレンダー株式会社ペピイ事業部様のリンクバナー

サポーター:ペットコミュニケーションズ株式会社様のリンクバナー

サポーター:ペット用品通販Gズ\ィエ.COM有のリンクグオー

あなたも獣医師広報板のサポーターになりませんか。
詳しくはサポーター募集をご覧ください。

◆獣医師広報板メニュー
獣医師広報板は、町の犬猫病院の獣医師(主宰者)が「獣医師に広報する」「獣医師が広報する」
ことを主たる目的として1997年に開設したウェブサイトです。(履歴)
サポーター広告主の方々から資金応援を受け(決算報告)、趣旨に賛同する人たちがボランティア
スタッフとなって運営に参加し(スタッフ名簿)、動物に関わる皆さんに利用され(ページビュー統計)
多くの人々に支えられています。

獣医師広報板へのリンクサポーター募集ボランティアスタッフ募集プライバシーポリシー

獣医師広報板の最新更新情報をTwitterでお知らせしております。

Copyright(C) 1997-2024 獣医師広報板(R) ALL Rights Reserved
許可なく転載を禁じます。
「獣医師広報板」は商標登録(4476083号)されています。