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災害と動物掲示板過去発言No.0700-201102-14

河北新報ニュース記事 孤立ペットをヘリで救出
投稿日 2008年6月20日(金)03時50分 投稿者 パール@ペット防災ネットワーク

http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1029/20080619_18.htm
孤立ペットをヘリで救出 4日ぶり飼い主の元へ

 岩手・宮城内陸地震で孤立している岩手県一関市厳美町に取り残されていたペットが18日、地震から4日ぶりに“救出”された。「何とか助け出したい」との声を受け、市が自衛隊に協力を要請し、飼い主がヘリに同乗して運び出した。念願がかなった被災者には安堵(あんど)が広がる一方、愛犬を見つけ出せなかった住民もおり、「早く救出を認めてもらえていたら」との声も上がった。

 救出されたのは犬6匹、猫1匹。飼い主が自宅から連れ出し、専用のゲージに入れてヘリで運んだ。ペットは市内の動物病院などに保護された。

 愛犬の命を守れたことに被災者たちはホッとした様子。パート従業員の沼倉恵子さん(54)は自宅に走り、「良かったね」とシベリアンハスキーを抱き寄せた。「ペットは家族。心配していただけに助け出せて良かった」とヘリに乗り込んだ。

 応急危険度判定で立ち入り禁止になった自宅から、2匹の雑種犬を連れ出した40代男性も「市や自衛隊、獣医師会に感謝したい」と話した。
 被災者が救出を希望していた犬のうち1匹は見つからなかった。猫は10匹が被災者宅から姿を消していた。

 農業佐藤勝雄さん(70)は一時帰宅が許された17日に犬の首輪を外していた。「自宅にいつ戻れるか分からないので、犬を放してやったのが裏目に出た。きのうの時点でペット搬送が分かっていたら…」と悔やんだ。

 実家で猫を探し回った40代女性は「自衛隊や報道ヘリの音が怖くて林に逃げ込んでしまったのかもしれない。次の機会に何とか探したい」と目を真っ赤に腫らした。

 ペット救出は18日になって急きょ決まった。市は17日まで「県が自衛隊に行う災害派遣要請は人道援助が最優先」などと、被災者の願いを受け入れてこなかった。今回の救出も「住民の一時帰宅」が名目になった。

 一関市災害対策本部は「ペット救済を目的にヘリを要請することに遠慮があった。災害時のペット保護の在り方について、あらためて検討したい」と説明している。
2008年06月19日木曜日

自宅から愛犬を引き連れ、自衛隊のヘリを待つ被災者ら=18日午後5時10分ごろ、一関市厳美町の市野々原地区

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