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災害と動物掲示板過去発言No.0700-201102-19

河北新報ニュース記事 仮設住宅、ペットとの同居は?
投稿日 2008年6月23日(月)01時47分 投稿者 パール@ペット防災ネットワーク

http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1029/20080622_15.htm
仮設住宅、一刻も早く 栗原で入居説明会

※画像 仮設住宅の入居説明会で、職員の話に聞き入る被災者=21日午後3時15分ごろ、栗原市一迫の一迫老人福祉センター

 岩手・宮城内陸地震から1週間が経過した21日、依然として203人が避難生活を送る宮城県栗原市では、仮設住宅の入居説明会が開かれた。市内の4会場には早期の生活再建を望む計70人が出席し、入居条件や費用などの説明を受けた。

 住宅が全壊したり、再建までに仮住居が必要だったりする被災者が対象で、入居期限は2年などと市職員らが説明。住民からの質問に答え、夜から個別相談にも応じた。

 市によると、仮設住宅は第1次として花山地区に4戸、栗駒地区に6戸の計10戸を7月中旬までに完成させる。プレハブ式でトイレ、風呂、ガスコンロ、エアコン付き。3人家族用の2DKタイプで、高齢者や乳幼児がいる家庭を優先する。市内の民間賃貸住宅や公営住宅のあっせんも行う。

 説明会では「応急危険度判定が(危険判定の)赤紙だが、入居できるか」といった内容に加え、「(入居期限が切れる)2年後までに栗駒の耕英地区に通じる道路は完成するのか」「引っ越し費用は自己負担か」などの質問も出されたという。

 小沢敏郎市民生活部長は「入居の基準はあるが、いろいろな選択肢を用意して被災者の希望に応えられるようにしたい」と話している。

◎「家族との生活を」被災者切実

 岩手・宮城内陸地震で長期化する避難生活に、栗原市の被災者には疲れもにじむ。仮設住宅の入居説明会の会場でも、出席者からは「早く以前の暮らしを取り戻したい」と切望する声が相次いだ。

 「自宅は半壊し、夫は病気で入院中。避難所では良くしてもらっているが、ほかに行く場所がない。早く仮設住宅に入りたい」。花山金沢地区の菅原かよ子さん(82)は切実な思いを口にした。

 住居を兼ねた社務所が全壊した一迫地区の神職、藤村典尚さん(52)も「高齢の両親がいて、進路の決定を控えた高校3年の長女もいる」と早期の仮設住宅入居を望んだ。

 7人家族という築館萩沢地区の30代の主婦も「震災3日目に家へ戻ったが、裏山が崩れて怖い。ひいばあちゃんは介護施設に預かってもらった。仮設住宅なら、家族一緒に住める」と訴える。

 「避難所ではぐっすりと眠れない人が多い」と花山金沢行政区長の菅原清志さん(63)。「仮設住宅に入ることができれば家族水入らずで過ごせる。精神的にもほっとするだろう」と、住民の胸中を推し量った。

 ただ、仮設住宅に入っても被災前の暮らしがそのまま再現できるわけではない。栗駒耕英地区の熊谷昭さん(63)は「仮設住宅に駐車場があるのはいいが、家族同然のペット2匹と暮らせるのかどうか」と顔を曇らせる。

 「(耕英地区に通じる)道路が2年で完成しなかった場合、仮設住宅を追い出されるのかどうか、はっきりさせてほしい」。熊谷さんは入居後のことも案じる。

 第1次の仮設住宅は10戸のみ。入居条件の説明を受け、一迫地区の無職佐々木道爾さん(76)は「自宅の内壁が崩れ、屋根瓦が3分の1も落ちたのに、行政から『全壊』の指定を受けられず、仮設住宅に入れないようだ」と落胆。「家を直すのは大きな負担。どうすればいいのか」と不安げな表情を浮かべた。
2008年06月22日日曜日

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