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毎日jp記事 飼い犬12匹、ヤギ2頭も避難
投稿日 2008年6月18日(水)03時00分 投稿者 パール@ペット防災ネットワーク

http://mainichi.jp/select/weathernews/news/20080617k0000m040096000c.html?inb=yt
岩手・宮城地震:「離れるのがつらい」耕英地区35人避難

 岩手・宮城内陸地震による土砂崩れで道路が寸断され、孤立していた宮城県栗原市耕英(こうえい)地区の住民が16日午後、市の求めに応じて自主避難を決めた。二次災害や余震に備えた措置だが、畑やイワナ養殖など生計を立て、住み慣れた古里を離れる住民らの表情は疲れとやるせなさがにじんでいた。【林哲平】
  住民35人は午後6時、栗駒山腹の集落にある臨時ヘリポートに集まった。自衛隊のヘリが到着すると緊張した表情で押し黙り、機内へ。飼い犬12匹、ヤギ2頭も同乗した。ふもとの栗駒野球場に到着し、午後7時ごろ、マイクロバス2台に分乗して、無言のまま市内の避難所に入った。
 しかし、家業のイチゴ栽培のため1世帯3人が自宅に残ったという。
 耕英地区は1947年、旧満州(現中国東北部)から帰国した開拓民が原生林を切り開き、農地を作った。中心部には「耕英拓魂」と彫られた石碑が建つ。長い冬、豪雪などの苦労の末に開拓した土地だけに、住民の愛着は強いという。
 妻と次女の3人で自宅に残っていた菅原次男さん(67)は「これまで集落が一致団結してきた。離れるのがつらい。駒の湯温泉で行方不明の人を置いたまま山を下りるのもつらい」と険しい表情。
 イワナ養殖業、数又貞男さん(57)は「養殖は一度バランスが崩れると、持ち直すまで40年かかる」と不安そうに話した。
 地震発生直後は、家業などを心配して避難しない住民が多かった。栗原市の二階堂憲夫収入役らがこの日、現地を訪れて余震など二次災害の危険性などを説明。「100%の安全が保証されているわけではない。1分でも1秒でも早く降りてください」と訴えた。
 ◇菅原さん母子「良い人たち。悲しい」、知人が悔やむ
 「駒の湯温泉」で16日、遺体で見つかった菅原孝夫さん(58)は、15日に死亡が確認されたチカ子さん(80)の長男。先代の父孝さん(86)らと家族で旅館を営んできた。
 耕英地区で民宿を営む金沢大樹区長(65)は市内の避難先で会見し、「良い人たちでした。本当に悲しい」と言葉を詰まらせた。孝夫さんは料理が得意で「手抜きをせず、納得するまでとことんやる性格」に好感を抱いていたという。
 また、「駒の湯」で食事をしたことがあるホームヘルパー、小野寺洋子さん(61)は「孝夫さんはイワナをとてもきれいに焼いてくれた。仕事が丁寧な人だと思った」と話した。【山本太一、細田元彰】
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毎日新聞 2008年6月16日 22時20分(最終更新 6月17日 2時58分)

孤立していた耕英地区からヘリで避難してきた住民=宮城県栗原市で2008年6月16日午後6時50分、石井諭撮影

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