獣医師広報板ニュース

災害と動物掲示板過去発言No.0700-201104-73

Re:放射性物質、ペットは? 感受性はヒトと同じ
投稿日 2011年4月8日(金)19時15分 投稿者 チッチ

『 注意しなければいけないのは避難区域に残されていたペットや動物だ。夏堀獣医師は「ペットだと、なでたりして人が接触する可能性がある。人と同じようにチェックすべきだ。人が放射線量を測定するときに一緒に測定し、必要なら除染するのが望ましい」と話す。放射性物質は水に吸着、溶解しやすいため、心配ならぬれた紙タオルで体をふいてあげてもよい。』を読むと、すぐすぐに発症したり死ぬことはなくとも、やはりきちんとした測定、除染措置が望ましいし、何よりもこれ以上放置しておくべきではないと思います。
専門家の管理下に置く事が大事。

 私がもう一つ気にかかるのは、”避難区域内”に放って残された犬猫(牛も。)の行動半径が区域内に限られているとは限らないだろうという点。
 元は区域外にいた犬猫も区域内外を出入りしている可能性も否定出来ないということ。
 保護活動を自称する人のブログに掲載されている映像を見ると、ビニール袋ごと(おいおい、腸捻転起こしたらどうすんねんと思いますが)路上に置いて、自分は車中で撮影しているらしい。
 置き餌が犬猫の行動半径を大きく変えることを、猫おばさんは良く知っています。
 まして、人気のなくなった街です。猫あたりも行動半径は通常よりのびているだろうと推測しますが・・?
 状況次第では、猫でも20〜30キロメートルくらいは1週間で移動する事例が報告されています。
 行動半径が半径20〜30キロ内におさまっているとは思えません。

 放浪する犬猫は24時間屋外にいて放射性物質にさらされている。
 放射性物質を含む雨の水溜り(地表の放射性物質も含む)で水をのむ。

 早急に政治的決断の欲しいところですね。

 4月中旬の一時帰宅も、一夜明けると政府の言い方は曖昧になってきたし、実現したとしても、今更、ペットを避難所に同行することに、同じ避難所内から不安や異論が出ると予想されます。
 職員の説得にも応じないで自宅で生活を続ける人も少数、いらっしゃれば、一時帰宅はしたいが防護服を用意してくれるのか?孫や子供達は絶対行かせない、老い先短い自分だけ行って、行方不明の身内を探したいという方もいる。

 避難指示区域を広げ、今まで避難指示区域だった範囲を警戒区域指定に切り替えるみたいな話が出たと思えば、立ち消えになるし、・・・・
 専門家の科学的根拠に基づく率直な意見が聞きたいですよね。

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