獣医師広報板ニュース

災害と動物掲示板個別発言

3月10日と3月11日
投稿日 2014年3月12日(水)12時14分 投稿者 プロキオン

3月11日が近づくと、マスコミは新たな映像を掘り起こして、この日に起きた震災を伝えようとします。が、それに比してその前日である3月10日をめぐる報道はきわめて少ないようです。
3月10日に起きた東京大空襲では、死者10万人と言われ被災者の数となると600万人とも伝えられています。これだけの死者が一度に出た例は古今を問うても例のないことです。まして、被害者のほとんどは非戦闘員であったことに特徴があります。
規模においても震災を上回るものがあっても、過去の出来事であるからとして、後世に伝えていかれないことに違和感をおぼえます。
ならば、神戸も東北も、いずれの日にか忘れられていくのでしょうか?

東北の震災の死者は、正確な数字は把握しておりませんが、16000人ほどであって、まだ家に帰ることができないでいる行方不明者が2633人。
にもかかわらず、復興復興の掛け声はあっても、自宅にもどることができない避難者や仮設住宅からの移転を迫られている人々がいて、原発も高濃度汚染水の漏出があいつぎ、現場の疲弊が憂慮されています。
避難地域内の自宅も鍵がかかっているはずなのに、荒らされていたり、そこにいるはずのペットも行方不明になっていたりで、被災者の気持ちを傷つけるようなことがあります。
集団移転も進まず、海を奪われてしまう人達もいて、なにがちぐはぐなことばかりが目につきます。

東海地震、南海沖地震、都市直下型地震と必ずや起きるであろうと囁かれている災害に対して、防災マニュアルを検討している獣医師の先生方がおります。
東北の震災のときも、みずからも被災者でありながら、避難所にかけつけてペットの診療に当たった先生達もおられます。その際に、現場では「ペットよりも、まず人間が先だろう」という言葉が、投げつけられたそうです。被災者の気持ちとすれば、その言は正しいのですが、獣医師が人間の診療やケアをしてしまえば、それはそれで問題がありますし、獣医師もすべての避難所に駆けつけることが出来たわけでは有りません。めぐり合わせというしかないのです。
ペット同行避難が謳われていても、それが理解されていない、機能していないというのが今回の震災だったように思います。
情報の集約や行政・医療機関との連携等は欠かすことが出来ず、それらやペットとの同行避難も、単にマニュアルに載せればよいというのではなく、実効性を担保とするものである必要があります。
災害発生直後からの被災状況の把握とその伝達と手段、どこで何が足りないのか、どのようにして届けるのか。災害は再び襲ってくることでしょうから、何を伝えて何を守っていくのか、その手段は…、考えられなくてはならない事は多々あるように思います。
それでも考えることを始めている獣医師達がいるのは、ありがたいことです。
そして私達は、起きたことを忘れないようにつたえていなかくては。

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