本の通りにはいきませんよぉ。1匹1匹みんな違うんですもん。
本も訓練士さんも「イヌという動物はこういうものです」という裏付けの上で、
じゃどうしたら上手に物事を教えられるかっていうコツを説いているのです。

ごんたさんが犬を飼うということやしつけの点で不安をもっているうちは
リーダーにはなれません。
リーダーは不安を感じていてはいけないんです。
ごんくんはごんたさんの気持ちを見抜いています。
リーダーの力量がそのまま飼い犬の性格に表れます。
ごんたさんが不安だからごんくんも不安で、だから吠えるんです。
犬は飼い主に似るっていうけれど、本当なんですよ、これ。

うちの犬、ぎゃんぎゃん吠えますよ、よその犬に会うと。
私は吠えてもいいと思っているのでそのままにしています。
でも喧嘩は許可しません。
相手の飼い主さんが気分を害さないことがわかっているのでできることですが、
リーダーとして私はどこまでならしていいのかを態度ではっきり示しています。
りんママさんのアドバイスにあったように、犬より一歩前に出るとか、
低く短く声をかけるとか、そういうコツってとても重要です。
甲高い声で「ゴン〜っ、やめなさ〜いっ」と叫んでも興奮した犬の耳には届きません。
ドスのきいた声でビシッと「ダメ！」と言い、リードをクイッと引いてみてください。
そうすればごんくんは「ご主人はボクが吠えるのを喜んでいないな」ってわかります。

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