獣医師広報板ニュース

イヌ掲示板過去発言No.1100-200412-50

悲しかったこと
投稿日 2004年12月20日(月)15時21分 投稿者 海が好き

先日、うちの爆走娘を連れて近くの公園に散歩に行ったときのことです。
そこには、可愛らしいミニチュアピンシャーを連れた家族連れが来ていました。それまで私は、ミニチュアピンシャーに対して、活発で明るい反面、気が強いためによその犬に吠えかかりがちな犬というイメージを抱いていたのですが(あくまでも私のイメージです)、その子は全く吠えませんでした。それで「おとなしい、いい子ですね」と話しかけたところ、その子の悲惨な身の上を聞かせていただきました。

 飼い主さんによると、その子は、口輪をしたまま、車道をさ迷い歩いていたのだそうです。獣医さんに診せたところ、何度も出産した跡があり、どうやらどこかのブリーダーの元から逃げ出したらしいということでした。口輪もほとんど一日中はめられていたらしく、口輪が当たる場所の毛は剥げてしまっていて、何より、このご家族に助けられた当初、吠えることを全く知らなかったというのです。

 一口にブリーダーと言ってもいろいろな人がいるとは聞いていましたが、なんとひどいことをするのだろうと私は悲しくなりました。この子は優しいご家族に助けられて本当に良かったと思いますが、きっと他にも同じ目に遭わされている子がいるに違いません。何かの本で、ブリーダー選びの基準として「毎ヒート出産させたりしない。老犬を大切にしている」というのを見たことがありますが、その意味がよく分かりました。

 私自身、普通のペットショップから今の子を迎えたのですが、私達一般飼い主が、もっとシビアに子犬の入手先を選ばないとこうしたことはなくならないと思います。

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