獣医師広報板ニュース

イヌ掲示板過去発言No.1100-200508-95

去勢報告とトイレ
投稿日 2005年8月19日(金)10時32分 投稿者 komasa

あと数日で2歳になる柴犬(雄・去勢済み)の飼い主です。
昨年10月頃に、去勢手術を決心しました、という投稿をしましてから、手術の結果報告をしようと何度も書きかけては、文章のまずさ故に投稿に至りませんでした。
その節、勇気付けていただきましたパールちゃん、本当にありがとうございました。
お陰様で、手術は無事に終わることができました。

手術をしたその後の犬の様子や感想を書きたいと思います。
手術をして良かったと思うことは次の2点で、
1.盛んに行なっていたマウンティングが収まった。
2.他の犬の匂いばかりを追いかけるような落ち着きのない散歩が、手術後はかなり落ち着いた散歩になった。  ということです。

手術をして可哀相だったのが、エリザベスカラーなどによるストレスでした。
「傷口を気にしないワンちゃんもいます」ということでエリザベスカラー無しで様子をみる事になったのですが、縫合糸を気にして引っ張り始め、翌朝一番で病院へ行き、エリザベスカラーをしていただきました。
しかし、カラーをしても傷口に口が届くので、カラーを2重にして長さを出しました。
ところが今度は、口は届かなくなったものの、カラーの端が内股の柔らかいところを傷つけるようになり…。
先生は「家でみるのは大変でしょうから入院させたらどうですか?」とおっしゃって下さったのですが、抜糸までの10日余りの間、家族が交代で傷口や内股を傷つけないように見守っておりました。
傷の治りかけは人間でも痒いものですので、当り障りのないところを刺激して、痒さをごまかしてやるなど、なかなか大変なものでした。
トイレも思うようにできず、便秘でも苦しみました。
ここまでストレスを感じる犬は少ないのでしょうが、手術をしたことを後悔したほどでした。
その後たまたま目にしたサイトで、獣医師でも不妊手術に反対する方が大勢いらっしゃることを知り、自分が犬にしたことは本当に正しかったのかしら?犬を苦しめただけではなかったかしら?としばらく悩んでおりました。
未だにその結論は出ませんが、後悔していても仕方が無いので、これから先平穏に暮らしていってくれたら、と願っております。

ここからはトイレのお話です。
外にお散歩に出るようになってから、家の中で用を足さなくなっておりましたが、今年5月に母が体調を崩し、家族の生活パターンが少し変化すると、犬は何か不安になったのか、居間や食堂のあちこちでおしっこをするようになりました。
家の中で用を足せないのは可哀相と思っていたので、丁度良い機会と思い、今までの掲示板のパールちゃんの言葉を頭に置きながら、ともかく「トイレで出来たら誉める」を心がけ、毎日毎日半べそでタイルカーペットのお洗濯に励んでおりました。その結果、最近はサークルの中においてあるトイレまで、自ら行き、おしっこをするようになってきました。まだ時々失敗もありますが、トイレでちゃんと出来て、「できたよ〜」と満面の笑顔でサークルから飛び出してきて、私に飛びついてくる姿を見ると本当に嬉しくなります。大きい方をしてくれないのが現在の悩みですが、ゆっくりじっくり焦らずに待ちます。
パールちゃん、本当にありがとうございました。
長文・乱文で失礼いたしました。

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