獣医師広報板ニュース

イヌ掲示板過去発言No.1100-200609-14

Re:のあのその後
投稿日 2006年9月4日(月)23時48分 投稿者 パールちゃん

オレンジさん、のあちゃん、今日はどんな様子でしたか?
おりものも発情後期の出血も、垂れ落ちる前に犬自身が舐めてしまうことが多いですね。なかには点々と床に模様をつける子もいますが、それも自分で舐め取ろうとします。
おしっこのあとすぐに陰部を舐めたり、寝ているとき急に起きて陰部の匂いを嗅いだり、感情表現とは関係なくしっぽをヒクヒクさせたり、そういうのも発情のサインです。おりものがあって出血があって陰部がふくらむという一般にいわれている発情の目安を示さないで発情する子はけっこういます。
子宮の軽い炎症程度なら抗生物質で抑え込むことができますが、子宮蓄膿症、文字通り、「膿(うみ)」が「蓄(たくわ)えられる」までに炎症が進んでしまうと手術によって悪いところを取ることになります。
食欲はあるけれどなんとなく元気がない、活発に動かない、おなかを下にして伏せの姿勢でいることが多い、背中を丸め気味にして寝る、これらが子宮の炎症時に見られます。
一週間分のお薬は途中でやめないでくださいね。中途半端に打ち切ると抗生物質に対して耐性ができてしまうので。一時的によくなっても、やっぱりおかしいなという様子があったらすぐ病院に行ってくださいね。

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