獣医師広報板ニュース

ネコ掲示板過去発言No.1200-199807-24

あれれ〜 何か変だぞ?
投稿日 1998年7月11日(土)12時53分 プロキオン

まず、初めにあやまらなくてはならないのですが、7月10日の私の書き込み
の中でSHOWさんに「さん」付けが落ちていました。ごめんなさい!
ミスタッチを削除したとき、いしょに消してしまったようです。決して、腹を
立てて意図的に呼び捨てにしたわけではありません。

寝子さん・SHOWさん、私が言っている「許される権利」は疾病を伝達する
遺伝子の可能性がある場合、その子の繁殖を抑制しても猫から恨まれないと言
う意味ですよ。無制限に繁殖しても人から批判されない権利ではないですよ。

また、獣医師にも「避妊・去勢を実施しても許される権利」はありません。
少なくとも、金銭を受け取っているのですから、獣医師側から要求するべきこ
とでもないと考えます。

お二人は繁殖する側・販売する側のモラルのなさをなげいていたわけですよね。
私も同じ思いですよ。少なくとも、ブリーダーが疾病を伝達する因子の排除を
徹底してくれたなら、不幸な子や悲しい経験をされる飼い主さんはいなくなる
はずなのです。だから、真にブリーダーを名乗る者は避妊や去勢をためらって
はなりません。それも課せられた使命なのです。
また、周囲の者はそれに理解を示し、応援しなくてはね。

昔の話ですが、日本中で鶏のニューカッスル病が流行したことがありました。
原因はベルギーから輸入された鳩が持ち込んだのではないかと噂されました。
岐阜県のある愛鳩家はやはりベルギーからの輸入した種鳩(400万円)を
殺処分対象として県に差し出しました。鳩の愛好家はオーナーや調教師をか
ねています。自分の鳩舎の運命をかけた鳩を自ら処分したのです。私は素直
にこの愛鳩家を偉いと思いました。「大の虫を生かすためには小の虫の犠牲
は」という考え方が私は嫌いです。小の虫の立場にたえば、とんでもない話
だと思うからです。でも、この愛鳩家が自分の命運をかけた鳩を処分したこ
とで当の鳩から恨まれるとしたら、あまりに気の毒だと思いました。「あな
たの決断が苦渋にみちたものであったことは容易に想像がつきます。あなた
には許される権利があります」と言ってあげたかったのです。許される権利
という概念はこの頃から持っていたものです。

疾病を伝達する因子(ウイルスと遺伝子の違いはありますが)の拡散を阻止
したからといって、当の動物達からいつまでも恨まれていては気の毒です。
寝子さんは指導的立場にある方です。友人のブリーダーさんが遺伝的疾病を
有している猫の避妊や去勢をためらっていたら、その必要性を説明されるで
しょう。その際に猫には一生恨まれるかもしれないが必要なことだから、と
言うか、猫はきっと許してくれるからと言うのかの違いなのです。

ご自身が避妊・去勢を実施することの苦悩を持ち続けたいというのは、問題
ではありません。ですが、人に避妊・去勢を勧める際には実行されることこ
そが大切なのです。我々獣医師が避妊・去勢のメリットを飼い主さんに告げ
るのも、飼い主さんにその気になって貰う必要があるからです。

また、SHOWさんが言われている権利を持つと増長する輩がという意見は
私もそのとおりだと思いますよ。自称ブリーダーは繁殖させてしまっている
わけですから、避妊・去勢していないのですから、猫達から許して貰う必要
性は感じていないでしょうね。つまり、彼らには無縁の権利なのです。

私と寝子さん・SHOWさんは、不幸な子達を増やしたくないという意見で
は一致しているのです。根本的な合意はできているのです。少々の意見の相
違を気にすることはないのです。
私がここから退散すると言ったのは、お二人の意見を苦にしたからではあり
ません。寝子さんの望んでいた販売する側のモラルについての議論が私の発
言で脇道へ入ってきてしまったと感じたからです。これはやはり、私の責任
ですので、私が引くべきだと考えたからです。話がややこしくなって、一般
の来訪者の方には発言しにくくなっているかもしれません。
ここには、ボードリーダーが不在ですが、一度話を本題にもどして、広く意
見を求めるのもよいのではないでしょうか?

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