獣医師広報板ニュース

ネコ掲示板過去発言No.1200-199807-33

ある猫の一生について思ったこと
投稿日 1998年7月16日(木)01時59分 かりん

こんばんは。猫BBSのみなさんはじめまして、です。
まりもさんのお誘いに甘えて早速出没しました。まりもさんの猫ちゃんの
おハナシ、なんだか今回里親募集に出した子と重なってしまいます。
やっぱり一度心に傷を負っているんですもの、心を開くまで時間が
かかりますよね。がんばってください!!

実はこの猫が店に来る直前に先住の猫のぽん太という子が
亡くなったんです。もうそんな年でもあったんですけど、猫エイズと
糖尿病だったそうです。たしかにそんな体型だったんですけど・・・

それには訳があって、ぽん太はやっぱり店長に拾われた猫で、当初は
目も当てられないほどがりがりに痩せていたそうです。
いつもお腹をすかせていて、食べても食べても満腹になれなく
なってしまっていたんです。人間で言う過食症です。店長も
かわいそうに思っていつか治るだろうと食べるだけあげてしまったのが
よくないんですけど・・・。最近でも他の猫の倍の量を食べていた
らしいのです。

最期は水も餌も受け付けなくなってしまい、かわいそうでした。
脱脂綿に水を含ませて口に入れただけで吐くものなんてないのに
吐いて、血の色の胃液を吐いたそうです。

店長は薬で命を少しばかり延ばしてもかわいそうだと判断し、
ぽん太を安楽死させました。

安楽死がよかったかどうか、わたしにはわかりません。
でも、一旦捨てられた猫たちがたとえ拾われて
大切に(?)飼われたようでも、捨てられたという過去が
こんな哀しい結末を引き起こすこともあるということを知りました。

店長の家には猫が6匹いたことがありました。猫がいる家を狙って
猫を捨てていく人、捨て猫を連れてくる人が毎年数人います。
店長は毎回獣医さんに預け、去勢・不任手術とワクチン接種をして
里子に出します。捨て猫が多すぎて体がもたないからです。

店の前でひなたぼっこをするかつての「捨て猫」たちに
餌をやりたがる人、夜中に夫婦で来て猫をかまっていく人・・・
寂しい人が多いのかもしれません。でも、
一見平和な風景のようで、すごく変な風景です。
「しあわせ」は猫からも人からも遠いところに
あるような気がします。

最初からこんな重い話を書いてしまってすみません。
引いちゃった方がいるかもしれない・・・(T.T)
人間の勝手で「飢餓」に怯える一生を送らなければいけなかった猫が
いたということをだれかに聞いてほしかったんです。
最後までつきあってくださってありがとうございました。
おやすみなさい。








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