獣医師広報板ニュース

ネコ掲示板過去発言No.1200-200106-119

粉薬の飲ませ方
投稿日 2001年6月23日(土)02時29分 UP

昨年の梅雨前頃に我が家の難病猫の投薬について等を書き込みさせて頂いた者です。その節は誠にありがとうございました。

生後4ヶ月である日突然、後肢の麻痺が起こり、すぐに治るという医師の言葉を信じて、だらだらと数ヶ月V剤とステロイド等を経口投与しているうちに前肢にも麻痺が及び、筋肉は退化し、体重は減少し、排尿も自力では困難な状況になりカテーテルで排尿させ毎日病院へ行く日々に私自身看病に疲れきっておりました所、とあるきっかけで素晴らしい主治医と出会うことが出来、今までの医師の診断ミスが判明し、本当によく診て下さり、私共の心の面のケアまでして下さいました。

結果としてはやはりかなり稀なケースの原因不明の病状、治療法も無く、全麻の検査等は常に死が隣り合わせだという状況などを受け止めた上でそれでも望みをかけて昨夏造影検査を受けまし
た。結果的には残念ながら何も進歩は無かったのですが、今後のQOLのためには前向きになる良い結果が生まれました。

現在も猫は生きる意欲を失うことなく、私の側で無くてはならない良き伴侶として居てくれています。とても幸せです。何より奇跡的に脚力が戻り自力でトイレもできるようになりとても元気です。

他に皮膚癌の一種(好酸球性肉芽種症候群)も新たに見つかりましたが、私自身もうくじけることは何一つありません。毎日をすごくすごく大事に過ごすようになりました。

他の健康猫と違う点はこれから先、いつまで生きられるか分からない、そしてその日が訪れる事はそう遠い日ではないだろうという現実と覚悟、予想できる病状(てんかん発作等)について対処なども勉強していく事と猫のサインを見逃さない観察眼を養う事、頼みの綱のビタミン剤等を生涯投与する事です。

前置きがかなり長いのですが、一番本題です。
猫ちゃんの投薬は結構難しいですよね。我が家の猫はペルシャなので、吻も短いので余計です。

粉薬より水薬、水薬よりカプセル、カプセルより錠剤の順に与えやすく、こちらでカプセルの詰め替え方と喉に引っかからないよう濡らす事、ピルガンを使用するアドバイスをいただき、本当に有り難かったのです。そして困ってる方がいらっしゃったら今度は力になれるかもという思いなのですが・・・

粉薬を錠剤1粒程度の団子にする案です。
炊いた米で練って丸めてごっくんと飲ませます。
今話題の発芽玄米や合鴨農法の無農薬米を使うと栄養満点?!

約4粒のご飯に粉薬は約1gも混ざってくれますのでお薦めですよ。ぜひ、お試しあれ!

#既に出ている案だったらすみません〜

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