獣医師広報板ニュース

ネコ掲示板過去発言No.1200-200112-14

動物のお医者さん2。。。
投稿日 2001年12月6日(木)01時44分 まきばのこうし

森の猫さん、ツイツアさん、ナナさん。ご意見ありがとうございました。
ねこ好きのひとりみたいな事を言っておきながら情けないぞ〜こうし、、、
みたいな手厳しいお言葉が返ってくる覚悟をしていたのですが、どの方の言葉も
お優しい元気になる激励の言葉として有り難く受け取らせていただきました。。。
獣医さんにも人それぞれいろんな方針やお考えがあるものなのだと頭では分かって
はいるのですが長年良心的な対応をうちの子達にしていて下さった立派な獣医さん
だとどうしても後から来られた獣医さんと比べてしまう部分が出てきてしまうと
ころはあるとは思うのですが、この新しい獣医さんのうちの子への対応の仕方は
やっぱりどうしても患者や家族に対しての配慮みたいなものには疑問を持ってしまう
のです。仔猫に対してもそうなのですが、うちには10才以上になるおじいさん犬
がいるのですがその子に対しての言動にやはり不安を感じて病院を変えようと思った
のが決定的なものでしょうか。。。うちの老犬は冬の寒い夜中に心ない人に近所に捨
てられ今にも死ぬんじゃないか、殺されると言っているような悲痛な声で泣き叫んで
いるところをこうしがまだ学生の頃ですが保護した子です。子犬の時に獣医さんに診
察していただいたときに生まれつき心臓や肝臓、腎臓などが弱い子だと分かりもう捨
て犬の悲しみを味わわせたくなくてうちに残しました。それから子犬時代に大病を患
って様子がおかしいので病院に連れていき手術や入院のお話も出なかったため連れて
帰った翌朝一度死んだ子です。もう見つけたときには死後硬直していたのですがあま
りに早すぎる可哀想な死に諦められなくてしばらく全身マッサージや心臓マッサージ
を繰り返したら息を吹き返した子です。後から獣医さんにお話を聞くと病名は忘れて
しまったのですが大型の成犬でさえ死ぬような大病で病院に連れていったときには既に
手遅れだしこんな子犬が助かると思っていなかったのだそうです。。。でも一命を取り
留めたと言っても心臓や内臓の部分は年をとるごとに負担がかかり、その上10才にな
る前にヘルニアにかかり、その時は体力的なことや精神的なことも考えて手術をしても
再発の可能性もあるし、手術する負担が却って大きいということで手術は見送られたの
です。そして長年診ていただいていた獣医さんが去られる少し前に診察をしていただい
たときには見た目は元気にしているようでも心臓も内臓も既に相当弱っていてぼろぼろ
になっていると言われました。それから新しい獣医さんが来られてからうちの老犬の様
子を見ていたら(健康チェックは毎日しているのですが)異物があるのに気づいて相談
をしたらヘルニアの側に腫瘍ができていることが分かったのですが、この獣医さんは即
手術する手術するって言われたんです。それでこの獣医さんは以前の獣医さんが書かれた
カルテを見られてないのかと思いながらこれまでの経緯をお話しして、もう少し若くて
健康で元気なら手術させるけどもう今の段階にまでなっては無理ですというようなことを
話したら急に不機嫌になられたんです。自分の手術の腕を信用していないのかとか、手術
代をケチってるとか見当違いなことで怒って手術するべき手術するべきって強行されよう
としたんです。それで少しでも今の健康状態を把握してもらいたいと思って血液検査を
していただいたら結果は相当心臓も肝臓腎臓も弱ってるって今まで何度も説明してきた
分かったことを言われて腫瘍の方も手術をしても再発の可能性があるそうなんですが
まだ手術って言われたり、後ろ足が弱ってるから運動をさせて鍛えるようにって言われる
んです。でも鍛えるってそんなの年をとりすぎているし、心臓は弱ってて何年も前から
相当無理してがんばってがんばって生きたいという想いだけで生きてる子なんです。
とにかくヘルニアにかかってから以前よりももっと気を遣って世話してるから分かる
んですが。。。もう無理をできるだけさせないで今の日常生活をさせてひっそりのんびり
暮らさせてやりたいんです。手術をさせたとしてももう回復力は残っていないと思うん
です。それに手術をするときの麻酔薬もかなり負担になると思いますし。腫瘍などの手術
をしても根源である心臓などを治すことにはならないし体の負担や苦痛が増えるだけだと
思うんです。犬だって人間と一緒で高齢の病人の介護をするのって結構つらいし
大変な部分もあります。でもどんなに手間がかかってもいじらしく甘えてきてくれて子
犬の頃よりも年をとってからの方が本当にかわいくてかわいくて仕方がないんです。
今までに2回も立てなくなったこともありますし、狂犬病の予防接種を受けるだけでも
相当体に負担がかかるらしく体調が悪くなったり食欲がすぐなくなったりするような
状態で毎日できるだけ短時間でもマッサージをするのですが、そんなときはゆっくり時間
をかけてしたり、付きっきりで体をさすったりしていますし、何も手を抜いているわけで
はないんですけど。。。そういう家族の想いって理解してもらえないようです。。。
でも誰かに言われて気づくものじゃなくて、経験から意識を改革していって柔
軟な判断能力を養っていって自分自身で納得しないと分からないと思うんですよね。
(生意気言ってすみません。。。)でもこの獣医さんにはまだ時間がかかると思うん
です。きっとこれからもっと優秀な獣医さんになられる方だと思うのですが、それま
で待てそうにありません。。。獣医さんって考えてみれば重要な必要とされている
大切なお仕事で、専門の知識だけでなく人格者、人やペットの気持ちを理解する人柄
的な部分も強く期待されている、と思います。

ツイツアさんとこの息子さんと言えば以前にお写真を載せておられたこうし長年の
あこがれの長毛の美形さんですね。。。弟息子さんを迎えられたんですね、おめでとう
ございます。ツイツアさんの見初められた2番目の息子さん、きっとまた美形さん
なんでしょうね〜。。。愚愚息さんときましたか。。。なんだかまたツイツアさんの
愛情がいっぱい伝わってきますね。。。

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