すでに動物病院で診察を受けているのであれば、とくに異常はないとい
うことでよいのでしょうか？

シェルターや動物病院では、食餌を食べていたということですから、２
歳の雌ということで、片寄った食生活が行われていたのかもしれません。
しかし、それにしてもシェルターでも動物病院でも、特別な食餌を与え
ていたというわけでもないのでしょうから、お宅において、食べないと
いうのには、やはりそれなりの理由があるのでしょう。

一番良いのは、一旦シェルターに戻して、その猫の世話に通うことです。
どこがどう、何が違っているのかを自身の目で確認することが近道のよ
うに考えます。

くしゃみをしているとのことで、鼻が効かないのかなとも思いましたが、
診察された病院では食べているのですから、そこまでの問題ということ
でもなさそうですし、疾病問題をクリアーしているのであれば、あとは
精神的なものかもしれません。

私の知っていた猫も、男性からは決して餌を食べない猫がいました。毎
日４０分かけてチップシリンジで強制的に餌を食べさせる日々が続きま
した。その猫に餌を与えていた方の話では、もともと食事量は少なく、
甘えるけれども、警戒心は強いとのことでした。
その猫には餌を与えていた方が、もう１人いて、そちらの方が言うには
駐車場の車の屋根に乗っている事が多いので、棒で追われたり、石を投
げつけられたりいしていたそうです。
おとなしいし、反抗的でもなく、ストレスが内側にこもってしまうタイ
プの猫でした。
野良猫あがりの猫の中には、そのような猫は比較的いるかと思います。
餌を与えてくれさえすれば、誰にでも心を許すということではないよう
です。その経験から得た知恵で、今まで生きてきたということなのだと
思います。