獣医師広報板ニュース

ネコ掲示板過去発言No.1200-200604-9

Re:父親猫の行動について
投稿日 2006年4月6日(木)11時55分 投稿者 プロキオン

間違いなく、父親なのでしょうか? 猫は交尾排卵動物ですので、交尾している相手が
おおよそは父親に相当しますが、それでも短時間の間に複数の雄猫と交尾することもあ
りますから、見かけ上の父親がと違っているというケースもあります。
また、父猫が自分の子供と認識していないという逆のケースもありえます。

子猫の父親ではない雄猫場合ですと、「子殺し」をすることが猫やライオンでは知られ
ています。
これは、授乳中の赤ちゃん猫が死ぬと、母猫に間をおかずに発情が回帰するからです。
そうしたところで、母猫と交尾すれば、自分の子供を残すことができるからです。
母猫においても、父猫を縄張りから追い出すほどのより強く若い雄の子供を自分の子と
して残した方が種族の維持に有利に働くからです。

したがいまして、父親と見られる猫が、生まれた子猫達を自分の子供と認識しているか
否かは、かなり重要なファクターとなります。
自分の子供でもない子猫を保父さんとなって育てる雄猫もおりますが、そうでない場合
も想定して人間が注意している必要もありそうです。

◆獣医師広報板サポーター◆
獣医師広報板は多くのサポーターによって支えられています。
以下のバナーはサポーターの皆さんのもので、口数に応じてランダムに表示されています。

サポーター:新日本カレンダー株式会社ペピイ事業部様のリンクバナー

サポーター:ペットコミュニケーションズ株式会社様のリンクバナー

サポーター:ペット用品通販Gズ\ィエ.COM有のリンクグオー

サポーター:「ペット用品販売」「犬の快癒整体」OrangeCafe様のリンクバナー

あなたも獣医師広報板のサポーターになりませんか。
詳しくはサポーター募集をご覧ください。

◆獣医師広報板メニュー
獣医師広報板は、町の犬猫病院の獣医師(主宰者)が「獣医師に広報する」「獣医師が広報する」
ことを主たる目的として1997年に開設したウェブサイトです。(履歴)
サポーター広告主の方々から資金応援を受け(決算報告)、趣旨に賛同する人たちがボランティア
スタッフとなって運営に参加し(スタッフ名簿)、動物に関わる皆さんに利用され(ページビュー統計)
多くの人々に支えられています。

獣医師広報板へのリンクサポーター募集ボランティアスタッフ募集プライバシーポリシー

獣医師広報板の最新更新情報をTwitterでお知らせしております。

Copyright(C) 1997-2024 獣医師広報板(R) ALL Rights Reserved
許可なく転載を禁じます。
「獣医師広報板」は商標登録(4476083号)されています。