獣医師広報板ニュース

ネコ掲示板過去発言No.1200-200608-1

Re 良い獣医師って?
投稿日 2006年8月1日(火)11時59分 投稿者 けりーずはうす

何を以ってして、「良い獣医師」とするかにもよると思うのですね。
たとえ、少々飼い主さんを怒らしたとしても、動物のために、と飼育方法や治療について指導を厳しく行なう獣医師なのか。
そういったことにはあまり無関心で、飼い主さんの言われるまま薬を処方したり治療を行なう獣医師なのか。
治療費などが安い獣医師なのか。
逆に、様々な検査を飼い主さんの了承を得ずに行なった結果、来院した症状とは別の病気について治療を行なう獣医師なのか。
もちろん、どちらでもなく、治療に熱心でもあり、飼い主さんのお話を良く聞きそれぞれに合った治療を施してくれる
獣医師がいいであろうことは、誰もがわかることあり、ほとんどの飼い主さんが5番目の獣医師のいる病院に行くことでしょう。
しかし様々な獣医師がいて、さらに様々な飼い主さんの事情が見えてくるものです。他の獣医師を良い獣医師とする飼い主さんもいるのです。

もちろん、この仮定の話は、獣医師の診療レベルがほぼ同一としています。

だからこそ、「何を以ってして良い獣医師」とするかは、飼い主さん本人が決めていかれることであろうと思います。
周りの評判が良くても、自分とは合わなかったという話はざらにある話ですしね。

でも、獣医師にとってみれば、診療を任せてくれるのであれば全面的に信頼してもらいたいと思うのが当然で
例えばセカンドオピニオンを求めたいと思われたのであれば、遠慮なく申し出ていただきたいのです。
であれば、治療方針について獣医師同士話し合うことも可能ですしね。

>今色々と見てもらっている先生は、健康状態に不安な所が無ければ、健康診断の必要はない。という先生です。
これはこの先生が、診療費だけを目的に、必要のない検査をしない方であると思われますよね。
であれば、この先生が進めていく検査は「必要」であるから行なわれるでしょう。
ただ、私は若く、元気なうちは健康診断は必要なくても、高齢期に入った動物では、少なくとも
1年に1回は健康診断を行なうべきと考えます。
そこで異常が発見されれば獣医師の判断の元、検査の間隔を短縮していくでしょう。

また、「医療ミス」もあってはならないことですが、実際には表に見えていないだけであるようですね。
これも、飼い主さんが、家族である動物の病気や治療について獣医師任せにするのでなく、勉強することで
レベルの低いミスをする獣医師が淘汰されていくのではないでしょうか。

長くなりましたが、私の意見です。ご参考までに。

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