獣医師広報板ニュース

ネコ掲示板過去発言No.1200-200708-97

Re:猫の室内飼いについて
投稿日 2007年8月30日(木)11時28分 投稿者 プロキオン

エアコンは喚起に注意してください。新しいうちは良いのですが、直にカビがつくようになります。喚起をしていなければ、ずっとその空気が循環していることになります。
また、一日中エアコンの中にいるのも、本来の一日の気温の変化から遠ざけてしまっていることになりますので、猫の喚毛にも影響するようになります。
エアコンを止めることができる時は、外気にもあててあげましょう。それに今年は東京電力では、電気不足のようですので。

鳩は、あまり気にしてもしょうがないように思います。鳩にもさまざまな病気がありますが、鳩自身が猫に悪いということではなく、鳩が病原体をもっているかもしれないということにつきますよね。
鳩の病気と言っても、ウイルスであれば、まず猫にかかわるものはいないでしょうから、心配しなくてもよいですし、細菌や原虫ということであれば、これは猫にということでなく、人間も同じでしょう。逆に言えば、猫と接触する機会は鳩よりも人間の方が頻度が比較にならないくらい高いわけで、鳩だけを心配してもしかたないということになります。
それでも、鳩の糞が落ちていてよいということではありませんので、さっさと掃除してしまうのに限ります。

鳩は糞を集めて産卵するための産座をつくりますので、糞を放置しておくと、ベランダにいつくことを容認していることとなります。ですから、衛生上の問題がなくても片付けてしまった方が良いです。
もっとも、猫がうろつくベランダというのは、鳩にとっては問題外だと思いますが。

鳥から人間への感染症としては「オウム病」というのを耳にされたこともあるかと存じます。病原体はクラミジアなのですが、これが鳩に感染していると「ハト病」ということになります。鳩はこの病原体に対して、他の小鳥達よりも抵抗性があるようです。そのためか、死なないで病原体を持ち歩くとされています。
では、鳩が危険なのかというと、この病原体であるクラミジアの抗体を動物病院の獣医師から採血して調査してみたところ、感染してしまっている獣医師が何名もいたという結果が出ました。ところが、さらに調べてみたら、クラミジアの感染源はオウムや鳩などの鳥類からではなく、猫からの感染の方が高かったということが分かりました。
猫にも「猫のクラミジア感染症」が存在しており、動物病院の獣医師も「鳥」よりも「猫」との接触頻度の方が高かったからということのようです。

相互に行き来する病原体であれば、どちらか一方だけが危険ということではなく、お互いに感染源になってしまうことがあるということですね。

後、鳩の糞というと「クリプトコッカス」を心配されるむきもあるかと存じますが、こちらについては、免疫低下状態にある者か、体力の落ちている老人というのでもなければ、そうそう簡単には感染しません。

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