獣医師広報板ニュース

ネコ掲示板過去発言No.1200-200802-3

Re:口内炎について
投稿日 2008年2月4日(月)10時42分 投稿者 プロキオン

「他に検査したほうがよいのでしょうか」という御質問なのですが、例えばどのような検査を想定されていますでしょうか?

口内炎ということで、FeLVとFIVの検査を実施されたということになるのでしょうが、これらの検査というのは、1回の陽性が悲観的なものでないのと同様に1回の陰性が完全な陰性を意味するわけでもありません。
口内炎自体が原因が特定されておりませんし、他のウイルスや細菌の関与も常に言われてきていることです。
したがいまして、「漠然とした他の検査」であれば、原因に行き当たる確率は低くなりがちです。疑う対象があって、その項目を検査するというのが望ましいと思います。そうでないと、白血球は増えていますがとくに他の異常はありませんというようなことで終わってしまうことも考えられなくはないですよ。
口内炎の原因となりそうなウイルスや細菌を想定して、そちらの検査が実施可能かを今罹っている病院と相談するようにした方が建設的なように思います。
また、街の臨床医ということになれば、あまり専門的な検査までは実施していないものです。これも臨床の分野が原因の究明よりも、症状の緩和や改善に主眼が置かれているためです。私は、むしろこちらの方面で主治医の先生に相談されたほうがよいのではないかと考えています。

◆獣医師広報板サポーター◆
獣医師広報板は多くのサポーターによって支えられています。
以下のバナーはサポーターの皆さんのもので、口数に応じてランダムに表示されています。

サポーター:新日本カレンダー株式会社ペピイ事業部様のリンクバナー

サポーター:ペットコミュニケーションズ株式会社様のリンクバナー

サポーター:ペット用品通販Gズ\ィエ.COM有のリンクグオー

サポーター:日本ベェツ・グループ 三鷹獣医科グループ&新座獣医科グループ 小宮山典寛様のリンクバナー

あなたも獣医師広報板のサポーターになりませんか。
詳しくはサポーター募集をご覧ください。

◆獣医師広報板メニュー
獣医師広報板は、町の犬猫病院の獣医師(主宰者)が「獣医師に広報する」「獣医師が広報する」
ことを主たる目的として1997年に開設したウェブサイトです。(履歴)
サポーター広告主の方々から資金応援を受け(決算報告)、趣旨に賛同する人たちがボランティア
スタッフとなって運営に参加し(スタッフ名簿)、動物に関わる皆さんに利用され(ページビュー統計)
多くの人々に支えられています。

獣医師広報板へのリンクサポーター募集ボランティアスタッフ募集プライバシーポリシー

獣医師広報板の最新更新情報をTwitterでお知らせしております。

Copyright(C) 1997-2024 獣医師広報板(R) ALL Rights Reserved
許可なく転載を禁じます。
「獣医師広報板」は商標登録(4476083号)されています。