獣医師広報板ニュース

ネコ掲示板過去発言No.1200-201008-5

Re3:野良猫の怪我とエイズ
投稿日 2010年1月12日(火)12時03分 投稿者 プロキオン

事故というのは、左前足の状態だけのことを指して仰られているということですね。となると事故かどうかは私には判じかねます。
というのは、頭部や胸部に衝撃を受けて神経にも損傷をきたしたということなら、わかるのですが左前足の筋肉や骨に影響を受けることなく神経だけ損傷を受けるという事態のあり方がちょっと想像できないからです。
「左前足をつけない」という表現でしたが、これは足を持ち上げていて着地できない負重できないという状態であるのか、それとも足は地面に触れているが体を支えることができなくて引きずっているという麻痺の状態なのでしょうか?
骨折が無い状態で前者であれば、これは痛みがあってということになり神経は生きていると考えられます。足を持ち上げる事ができなくてずっと引き摺ったままであるなら、これは事故や怪我というよりは、神経症状の一環と考えた方がより自然なように思えます。

また、エイズにより鼻血という説明でしたが、血清蛋白・白血球数には異常がなく、赤血球数とヘモグロビン量・ヘマトクリット値が低い状態ですから、これは鼻血というだけではなくもっとあきらかな出血もしくは赤血球の消失があったということはないのでしょうか?
平均赤血球容積・平均赤血球ヘモグロビン量でもとくに異常値というのではないのですが、にもかかわらず絶対的な赤血球の数値が低く、臨床的に黄疸があるわけですよね。
黄疸があって、貧血が見られているのであれば、これは赤血球の破壊がおき、それによって黄疸が生じたと考えられないでしょうか? 同じように血小板の数も気にかかりますし。
このように考えますと、クレアチニンの数値や血中尿素窒素値が上昇しているのも うなづけるように思います。

おそらく、事故による怪我ではないのではないかと個人的には考えていますし、FIVに感染していてもエイズ状態でもなかろうと想像しています。
でも、このことは決して主治医の先生には話さないで下さい。話しても気を悪くされるだけでしょうし、今の猫の状態を考慮すれば、その先生に診ていただくしかないのですから。ネットでこのような意見があったなどと言えばいらぬ摩擦をひきおこすだけであって、益とするところはありません。
私にしても、そんなつもりはなくても主治権を侵害していることになりかねません。したがって、このレスも頃合をはかって削除します。


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