獣医師広報板ニュース

ハムスター・リスなど齧歯類掲示板過去発言No.1300-200310-65

24ヶ月のドラマ
投稿日 2003年10月25日(土)20時54分 電卓

こんばんわ。7ヶ月のハムに腫瘍ができてしまい、ここに書き込むようになった電卓です。
ペットと過ごす時間の意義をほんとうに実感しています。うちのハムちゃんですが、術後の抜糸の時、腫瘍を切った部位の傷の治りが遅く、
金具をはずすと出血しました。腫瘍は2箇所摘出したのですが、小さいほうは傷がなおり、皮膚がくっついたのですが、
大きな腫瘍の後はまだ血の赤が痛々しく、皮膚が再生していません。獣医さんの話によると、腫瘍が取りきれていない、骨に残っているようだと、
どうしても皮膚が盛り上がってこないそうです。しかしただ単に傷の治りが遅いだけなのか、自分で傷口をかじったりしていたのか、
今はなんともいえないそうです。まだ断脚のおそれはあるということでした。
・・・また手術しないといけないの?そう思うとまた涙があふれてきました。
 初めて腫瘍だと医者に言われた時のショック、こんな小さい体なのに麻酔を受けて手術をしないといけないのか、
手術して、うまくいけば何ヶ月延命できるの?
 何も考えられなくなった私に、獣医さんが言った言葉。
犬の20年、ハムスターの2年の一生は、私たち人間の80年に匹敵するものですから。
この一言で、私はできるだけのことをしよう、と思ったのでした。
実際、この子はまだ若いので、大きな傷のある前足ですが、金網によじ登ったりしています。
たいへんすばしっこく、薬を飲ませようとする私の指をかんだりします。
24ヶ月(は無理かもしれないけど)すばらしい時間を一緒に過ごしたいと思っています。

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