獣医師広報板ニュース

ハムスター・リスなど齧歯類掲示板過去発言No.1300-200311-37

闘病生活の終わり
投稿日 2003年11月9日(日)23時19分 電卓

前に書き込みした電卓です。
まだ7ヶ月しか生きていないうちのハムちゃん、すっごく活発で元気だったのに、
大きな腫瘍が左前足にできて、6 7割の確率で悪性、と言われ・・・
腫瘍摘出の手術を受けたあと、傷の治りがあまりよくなく、憂鬱な毎日でした。
病理検査の結果待ちで、結果次第では命取りにもなるやも知れない、左前足を
ほとんど付け根から切断、と言うことだったんですが、待つこと1ヶ月弱、
やっと結果が出ました。いわゆる、ガンではなく、感染症の肉芽腫と診断されました。
ガンは切り取らないと治ることの無い病気ですが、肉芽腫は抗生物質さえ合えば、
完治するとのことでした。でも、合う抗生物質にめぐり合わなければ、ガンの進行より
ずっと早く、病気は進み、死に至るとのこと。
 ところが、診察してもらったら、体重は10日前から2gも増えているし、
術後の傷も癒え、皮膚が再生していました。
獣医さんから、「この抗生物質で合っているようです。傷も治ってきているし、体重も増えている。
フンもおしっこもちゃんと出ているから、いいんじゃないですか。今日だす薬が無くなったら、大丈夫ですよ。」
といわれたとき、本当にうれしかったです。初診のとき、診察室で泣き出してしまったことも
思い出になりました。
 獣医さんにはもちろん感謝していますが、小さな体で手術に耐え、地下鉄で30分の通院を何度も
我慢したハムちゃんに、ほんとうによくがんばったね、と言ってあげたいです。
今度の事で私が得た教訓は、ハムスターは病気を隠すけなげな生き物だから、
毎日毎日よくみてあげて、すこしでも変だ、と思ったら、すぐ医者に診せなければいけない、
という事です。なにもなければそれに越したことありませんよ!
励ましの声をかけてくれた、ななえさん、他の方々、本当に有難うございました。

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