獣医師広報板ニュース

ウサギ掲示板過去発言No.1500-200611-88

うきすけさん
投稿日 2006年11月22日(水)20時28分 投稿者 チーママ

麻酔がかかりにくいとわかっていれば、それなりの対処をなさるので
大丈夫だと思いますよ。
もちろん1%の事故はどうしてもついて回りますが、高齢になってから
の婦人科系の病気のハイリスクと比べて、どちらをとるかの問題だと
思います。そして、避妊去勢を考えるなら、身体状態がベストの今の
うちにされるのは、良い決断だと思いますよ。

最近受けたウサギのセミナーでは「80%のハイリスク」となっていました。
この数字の出所は、どうやら海外の文献のようですが、まだどういう条件
での数字なのかを確認していません。
ですが、ウサギを良く診る獣医さんの大部分は「出来るだけ避妊去勢をして
あげてください」と言います。
うちの先生達などは、「お願いだから」となります(^^;;
と言うのは、早期に発見できるなら治癒率は高く怖がるものではないのですが、
多くはぎりぎりの状態、つまり全身状態が悪くなってから来院する。
当然手術のリスクも「年齢+全身状態が悪く体力がない」で、麻酔のリスクが
格段にあがってしまいますし、予後も持ち直すかどうかはそのウサギさんの
もって生まれた生命力次第となってしまうからです。
手術はしない方針の獣医さんの条件は「定期健診をすること。少しでも
おかしかったら来院すること」のはずです。
また最近は「かなわぬ発情そのものが、ストレスである」という説まで
あります。発情ホルモンとストレスに関しては、もっと調べなくては
ならないと思っています。

ウサギさんの避妊と去勢と病気の関係は、よくよく調べていこうと思います。

◆獣医師広報板サポーター◆
獣医師広報板は多くのサポーターによって支えられています。
以下のバナーはサポーターの皆さんのもので、口数に応じてランダムに表示されています。

サポーター:新日本カレンダー株式会社ペピイ事業部様のリンクバナー

サポーター:ペットコミュニケーションズ株式会社様のリンクバナー

サポーター:ペット用品通販Gズ\ィエ.COM有のリンクグオー

サポーター:日本ベェツ・グループ 三鷹獣医科グループ&新座獣医科グループ 小宮山典寛様のリンクバナー

あなたも獣医師広報板のサポーターになりませんか。
詳しくはサポーター募集をご覧ください。

◆獣医師広報板メニュー
獣医師広報板は、町の犬猫病院の獣医師(主宰者)が「獣医師に広報する」「獣医師が広報する」
ことを主たる目的として1997年に開設したウェブサイトです。(履歴)
サポーター広告主の方々から資金応援を受け(決算報告)、趣旨に賛同する人たちがボランティア
スタッフとなって運営に参加し(スタッフ名簿)、動物に関わる皆さんに利用され(ページビュー統計)
多くの人々に支えられています。

獣医師広報板へのリンクサポーター募集ボランティアスタッフ募集プライバシーポリシー

獣医師広報板の最新更新情報をTwitterでお知らせしております。

Copyright(C) 1997-2024 獣医師広報板(R) ALL Rights Reserved
許可なく転載を禁じます。
「獣医師広報板」は商標登録(4476083号)されています。