獣医師広報板ニュース

ウサギ掲示板過去発言No.1500-201008-19

Re:おしっこの回数が激減しました(抱っこが原因?)
投稿日 2010年7月24日(土)21時59分 投稿者 チーママ

ご心配ですね。暑さのせいもあるかもしれません。
暑いので、体は水分を普段より要求します。
どうしても尿が濃くなったり、回数が減ったりします。
ただ一日一回というのは、ちょっと困った事で、もう少し水分を採って欲しいですね。
野菜などを与えるのも、水分を採る一方法です。
色々なものを並べて、食べるものを捜してみてくださいな。
ちなみに、今日はブルーベリー狩りに行ったのですが、オスのウサギは大喜びで食べまくっていました(^^;; やっぱり完熟の実は、甘いのですね。
我が家は半分や菜食で、毎日セロリ、明日葉、シソ、パセリ、チンゲンサイ、バナナは欠かせません。後はサラダ菜、ブロッコリー、セリ、クレソン、バジル、ミントなど。ニンジンは、ダイエットの為にやめました(笑)
案外野草のススキやエノコログサ(ネコジャラシ)といった、稲のような葉っぱの植物を食べますよ。タンポポは花も葉も食べます。


しばらくは、あまりかまわず、餌やりやトイレ掃除だけで、そっとしておくのも良いかもしれません。
きっかけはやはり叱った事でしょう。やることなすこと叱られて、あったまきた!というところではないかと(^^;;
それくらい、ウサギは頑固で賢いです。特にひどく叱ったりすると、それ以来相手を信用しなくなる子もいます。学校ウサギさんに人なれしない子が多いのは、掃除のたびにホウキで追いやられたり、あっち行けと脅される事が多いためじゃないかと思います。

トイレをベッドにする子は、非常に多いです。人間は嫌かもしれませんが、ウサギ的には下に空間があって、床に寝るより気持ちが良いのかもしれません。
ならばと、隣にもう一つトイレを並べた事もありました。

ケージをかじるのも当たり前。かじられたくなかったら、叱るのではなく焼き網のような目の細かいものを貼り付ければいいだけ。口先が入らなければ、噛めないので噛みません。

敷物をかむのは、これはもうどの子もやることで、敷くものを考えなくてはなりません。
かじってもよい木のスノコにするとか。今お使いのクッションマットは、ウサギ的には噛み応えが楽しくて、どの子でもかじります。
ウサギにコードを齧るなというのと同じように、無駄な事で、齧られないようにするか、かじってもよいものにするのが一番です。
「叱るのも、あなたのためだから」なーんてことは、ウサギには通じませんよね。
ウサギは、ウサギのお仕事をしているだけですからね。

まずは環境に慣れるまで、そっとしておきましょう。
ブラシをしなくたって、死にはしません。
抱っこも焦らないで。まずはイイコイイコと頭をなでれば、気持ち良さそうにするようになってから。
やさしく声かけは、積極的にしてくださいね。

もっとも、抱っこは要領でもあります。
今日も獣医さんと話していたのですが、「要は保定の仕方次第なんです」
その獣医さんは、飼い主さんが抱けないウサギさん、暴れウサギさんでもひょいと抱いて診察します。なので飼い主の皆さんが驚かれるのですが、要は暴れられないように、かつうさぎさん的には楽なように不安が無いように抱いているんです。犬でも猫でも鳥でも、保定の仕方一つなんです。
この先また、抱っこの練習をする時の為に、「ウサギは腰を丸めてしまうと、キックが出来ずに暴れられない」という事を覚えておいてくださいね。
ウサギを扱いなれなくて、悲しい事に診察でウサギを亡くしてしまったという話を聞くことがありますが、多くはタオルなどに包んで、胴体を押さえつけているんです。
暴れられなければ、ウサギは諦めます。
それを繰り返すうちに、抱っこに慣れてくれますよ。
抱っこは、ウサギにとっては人間に対する最大の譲歩だという事を忘れないでくださいね。
まずは、他に水分を採れるものを捜す。
次はやさしく声を書けるだけにして、ウサギさんの顔が穏やかになって、またそばによってくるようにしてあげてくださいね。
大変でしょうが、幸幸さんのウサギさんのタイプからみて、決して叱りませんように。

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