獣医師広報板ニュース

ウサギ掲示板過去発言No.1500-201012-13

Re6:肢に力が・・・
投稿日 2010年12月9日(木)10時36分 投稿者 チーママ

完全に後ろ足が動かなくなる最悪のケースが頭にありましたので、少しホッとしています。投げ出し状態から、くの字へ、そして左右交互に歩けると言う事は、神経が活きているという事ですから、さらなる改善も見込めますね。ステロイドも投与されているようなので、出来ることはして下さっていると思います。
こうした症状の改善には鍼灸治療も有効なことがあるので、やってみて損はないと思います。
でも確かに、まずは歯科チェックですね。
見えないところにスパイクが出来ている(奥の方の臼歯の裏側などにあると見えずらいです)。
あるいは噛み合わせが上手くいっていない。
あるいは、先日の我が家のように、変に擦り減って歯のすり合わせがブロックされてしまって食べにくくなっていた。この時は、歯が一本根元から外に向いてしまっていましたので、根元からカットしてしまいました。1ヶ月半経過した先日の健診では、きれいな咬合になっており、どこもメンテナンスがいらない状態でしたよ。

深麻酔ではないのでさほどではないかと思いますが、今は体力が落ちているので、覚醒後の体温低下があると思います。術後、耳がとても冷たかったりと体温が落ちている時は、積極的に温めてあげてくださいね。
現在食べていないので、胃腸の動きも悪くなっていると思います。そこに冷えが加わると、ますます停滞する気がします。
ウサギさんは食べたものを発酵させるシステムを持つ動物です。発酵すれば熱が生まれますし、熱がなければ発酵も進まない。だからウサギさんの体温は高い。そう考えれば、温めることは、案外重要な気がしていますよ。
万が一歯に問題がなかった場合(といっても、本当に些細な事でも気にして食べないことがありますけれど)、胃腸の運転を改善する方法を考えましょうね。

まだまだ気が抜けない状態ですが、ウサギさんはすでに今の状態に慣れてきつつありますので、後は足りない分を飼い主さんがサポートしてあげる。それでうさぎさんは幸せ♪だとおもいます。頑張りましょうね!

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