獣医師広報板ニュース

ウサギ掲示板過去発言No.1500-201012-2

Re:肢に力が・・・
投稿日 2010年12月2日(木)23時31分 投稿者 チーママ

とてもショックで、さぞやご心痛なことでしょう。
食滞の方は、上向きになってきているのですね?
お尻が下がっているような状態なら、やはり腰かと思いますが。
レントゲンで異常が見られないなら、先生のおっしゃるように一時的にいためただけかもしれませんね。
ともあれ、少しケージレスト(ケージに入れておく)で安静にして様子見でしょうか。
一時的なものならば、あとは腰の辺りを暖めてみるのも良いかもしれません。
また腰の辺りは消化器官のツボでもありますので、我が家では食滞の時には必ず暖めて指圧するところです。

ちなみに、我が家では食滞の際に強制給餌をしたことがありません。
まぁ、一日食べないだけでも病院へGOなので、体力が落ちないせいもありますが、ビタミンと胃腸を動かす薬を添加した補液(必要であれば、ステロイド入り)をしていただいて、後は自宅で投薬と腰を温めて指圧です。
急激な温度変化や多少の体調不良からの食滞であれば、これで何とか回復しています。
食べ物は、いつも食べるもののほか、あれこれ普段食べないものまで並べています。
食欲のきっかけは実にさまざまですので、何が呼び水になるか分かりませんから。

果たして暖めてよい状態なのかどうかが分からないのですが、怪我をしている様子がないなら、試してみても良いかもしれませんので、参考にしてくださいな。

まずタオルを濡らして、レンジでチンします。
熱々の蒸しタオルができたら、ビニール袋に入れて、それでウサギさんの腰を暖めます。
はじめは熱々なので、気をつけてください。
多少熱い位で、腰の辺りをはじめはなでるようにして熱さを伝えます。
やけどするような温度でなくなったら、じっくりおいて暖めます。その時、ご自分の手も差し入れてあっちっちにならないようにチェックしてくださいね。
やさしく声をかけながら、ひたすら「暖かくなれ。血行がよくなれ。痛みが無くなれ。腸が動き出せ」と念じてください(^^;; これがまさに「手当て」です。
多少体が温まってきたら、腰の辺りの背骨の両側を、親指と人差し指でゆっくり押しながら移動します。ぐっと押し切らないように。途中で止める様に。
ま、このあたりは慣れしかありませんので、はじめは軽くで良いですよ。間違っても強く押し過ぎないように。
不安なようなら、また今回のように腰を痛めているようならマッサージするくらい軽く軽くナデナデです。
体が冷えてきたら、またタオルをチンして暖める。
ウサギさんが嫌がるようなら、すぐにやめてくださいね。
我が家では、大体30分くらいやっています。
それ以上は、こっちが疲れちゃう(^^;;

人間も腰を痛めたときは、歩き方がぎこちなくなるでしょう?
そういう時は、暖めて安静が一番。ウサギさんも同じです。
こういう時用に、ウサギさん様のホットパッドがあるようですから、用意しておくのも良いかもしれません。
ちなみに我が家は、人間用のレンジでチンして肩を温めるためのものを活用しています。
こんにゃくも、さめにくくて良いかもです。

獣医さんが診ているので大丈夫かと思いますが、頭の隅にエンセファリトゾーン症のこともメモして置いてください。最近は少なくなった気がしますが、この病気の症状の一つに食滞と開帳肢という足が開いてしまうものがあります。
ですから、歩き方をよく観察して、少しでも悪化するようならば、診ていただいてくださいね。
どうか一時的なものでありますように!! 心から祈っています。

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