獣医師広報板ニュース

鳥類掲示板過去発言No.1700-200002-107

再度 はたのさんへ
投稿日 2000年2月29日(火)15時18分 プロキオン

はたのさんは、鷹匠を名乗られている波多野さんですよね。
だとしたら私のいわんとした意味は通じていると考えていた
のですが。

私は実は声の仏法僧と姿の仏法僧がことなることを証明した
中村幸雄さんのご子息と少しばかり親交があり、コノハズク
については街を歩いている人よりは知っているつもりです。

コノハズクは夏鳥のイメージがありますが、留鳥化している
例もあります。そもそも中村幸雄さんも仏法僧渡来以前に、
鳴き声が聞かれることが出発点だったと聞いています。

それに、昨今はコノハズクでもオオコノハズクでも通信販売
で入手可能です。
保護された浜田さんがコノハズクと受け取られたのなら、コ
ノハズクである可能性も残して置いた方が良いのです。

長期飼育でなければ、食性云々はまさにそのとうりですよ。
だからこそ、自力採食が可能であればどちらの鳥にも受け入
れられる昆虫を提案したまでです。
実際問題として、保護された浜田さんが強制給餌をどの程度
できるでしょうか?
猛禽類やきょうしゅ目の鳥は、保定する際にその爪を打ち込
んできてくれます。これらの鳥の扱いに慣れた方なら、良い
のですが、そうでなければ 鳥にも人にも望ましいことでは
ありません。はっきり言ってこれはかなりのストレスです。
食べてくれるものがあれば、その方が良いのです。一時保護
なのですから。

私も以前オオコノハズクを保護したことがあり、はたのさん
が言われた鶏の心臓を初めとするモツを強制給餌したことが
あるのです。
私にとっては、初めて経験でしたが、相当無理をしないと飲
み込んではくれませんでした。そこで、途中から昆虫に変更
したところ、とびついてむさぼり食べました。特段足をもぎ
取らなくても食べてくれましたよ。
もっと早くこうしていたら、楽だったのにというのがその時
の教訓なのです。

はたのさんも私も、浜田さんがどの程度野鳥を扱えるのかわ
からないじゃないですか。
だったら、より安全より楽な方法を提案しても許されるので
はないかと私は考えます。

方法の優劣を比べること自体も意味がありません。動物は
みな生きており、個体が違うのです。はたのさんの方法が適
している個体もいれば、私の方法が適している個体もいるの
です。この方法しかないという絶対的なものなどないのです。
そして、昨日の時点で月曜日、官公庁は開いています。そも
そもこの話は、野鳥のレスキューなのですよ。タイムアップ
の時間なのです。
埼玉県に鳥獣センターがないとのことですが、この機関は国
の指導で設けられています。独立した庁舎になっていなくて
も必ず対応する部署はあります。
もっとも、そちらを通じて、はたのさんがあげられた機関へ
持ち込まれる可能性も充分にありますが。

私の県にも鳥獣センターがあります。でも、野生復帰率は低
いものでした。保護した野鳥を託すのにも不安があり、もっ
と完全に餌付いてから、もった体力がついてからと伸ばす傾
向が私自身にありました。
でも、これは私の傲慢でした。先延ばしにして野生復帰を妨
げていたのは私自身でした。人間に依存させてはいけないの
です。「野生動物救護ハンドブック」を読んで、現場の人達
に余計な手間暇をかけさせていたことを反省させられました。

専門家が少ない、確かに安心して任せることができる人は少
ないと思います。でも、任せなければいつまでも未熟なまま
です。最悪でも 彼らならデータをとり、野鳥や野生動物の
世界で何が起きているのかを知ることができます。個人が飼
育していたのではこれらは知ることができません。

そして、これだけ長く書いて置いて今更なんですが、私とは
たのさんだけがこちらのBBSから浮いています。
浜田さんだけでなく、鳥BBSの他のみんさんにも迷惑がか
かると思いますよ。
私が意義を見いだせないと言ったのは以上のような理由から
です。

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