獣医師広報板ニュース

鳥類掲示板過去発言No.1700-200009-51

野鳩のひな
投稿日 2000年9月13日(水)18時02分 はたの

獣医師ではありませんがご参考まで。
キジバトならば親は市販の「小鳥の餌」、ドバトなら「ハトの餌」が基本となります。庭木であればキジバトでしょう。幼い雛は、親が吐き戻す「ピジョンミルク」を飲みます。合成ピシジョンミルクは聞いたことがありませんが、イヌネコ用のミルク等をベースにビタミン等入れるなどして育成可能です。気管に入らないようにご注意ください。胃までゾンデを入れてしまうのが確実です。が、このあたり、おそらくは獣医師のご指導をうけておられることでしょう。
加温はあまり心配なさらずとも大丈夫です。100グラム前後になると親もほとんど抱かなくなります。
羽がおおむね生え揃って飛べるようになったころに、小鳥の餌に切り替えます。が、食べているように見えても食べるのにつかれて必要量は食べていないことが多いので、ミルクは巣立ち後しばらくつづけてください。商品名プラスリンのような栄養補助食品も必須です。
むしろ、終生飼育するのかいずれ放すのか、といってあたりが問題となりましょう。放すのであれば、ヒトに刷り込まれないよう、給餌時含めてヒトの姿をみせない(マジックミラーとパペットが理想的ですが、せめて雛を向こうむかせておいて背後から手を出して給餌する)、放す前に数メートル四方の部屋で飛行練習をさせる等が必要になります。ハトの雛の成長はかなりはやいので、こうした準備ははやくはじめるにしくはありません。

◆獣医師広報板サポーター◆
獣医師広報板は多くのサポーターによって支えられています。
以下のバナーはサポーターの皆さんのもので、口数に応じてランダムに表示されています。

サポーター:新日本カレンダー株式会社ペピイ事業部様のリンクバナー

サポーター:ペットコミュニケーションズ株式会社様のリンクバナー

サポーター:ペット用品通販Gズ\ィエ.COM有のリンクグオー

あなたも獣医師広報板のサポーターになりませんか。
詳しくはサポーター募集をご覧ください。

◆獣医師広報板メニュー
獣医師広報板は、町の犬猫病院の獣医師(主宰者)が「獣医師に広報する」「獣医師が広報する」
ことを主たる目的として1997年に開設したウェブサイトです。(履歴)
サポーター広告主の方々から資金応援を受け(決算報告)、趣旨に賛同する人たちがボランティア
スタッフとなって運営に参加し(スタッフ名簿)、動物に関わる皆さんに利用され(ページビュー統計)
多くの人々に支えられています。

獣医師広報板へのリンクサポーター募集ボランティアスタッフ募集プライバシーポリシー

獣医師広報板の最新更新情報をTwitterでお知らせしております。

Copyright(C) 1997-2024 獣医師広報板(R) ALL Rights Reserved
許可なく転載を禁じます。
「獣医師広報板」は商標登録(4476083号)されています。